DLE、第3四半期は増収・営業減益…劇場公開等の大型案件は第4四半期に集中

ディー・エル・イー（DEL）<3686>は、5月15日、第3四半期（14年7月～15年3月期）の決算は、売上高13億6300万円（前年同期比1.9％増）、営業利益2億5000万円（同0.6％減）、経常利益2億5800万円（同13.1％増）、最終利益1億6400万円（同39.3％減）だった。
 
劇場公開等の大型案件が第4四半期に控えているが、「秘密結社 鷹の爪」による総務省の選挙キャンペーン「選挙はマナーだ！」の全国展開、「貝社員」による日本証券業協会のスマホアプリプロモーション展開、「パンパカパンツ」LINEアニメスタンプが日本・アメリカ・台湾でダウンロードランキング1位を獲得するなど、売り上げは堅調に推移した。

利益面では人件費の増加で営業利益が微減となったが、営業外収益の為替差益が大きく伸びたことで経常利益は2ケタの増加となった。最終利益は、経常利益に比べて大きく減少したが、法人税等調整額が前年同期においては利益として計上されたが、この期は費用として計上されたため。



■2015年6月期の見通し

2015年6月期は、売上高22億円～26億2000万円（前期比26.3～50.4％増）、営業利益4億3300万円（同39.6～79.4％増）、経常利益4億2700万円～5億5700万円（同51.0～94.7％増）、最終利益2億7100万円～3億5100万円（同12.0％減～13.9％増）を見込む。従来予想からは変更なし。