【ゲーム株概況(6/2)】業績予想を一転営業黒字に修正でgumiがS高 オルトプラス、ボルテージは新作期待で買われる ケイブは連日の大幅安

6月2日の東京株式市場では、日経平均株価は13日ぶりに反落し、前日比26.68円安の2万543.19円で取引を終えた。朝方は為替が1ドル=124円台後半まで円安に振れたことで買いが先行したものの、さすがに過熱感が強まってきたことや、午後に入って円安が一服したことで利益確定売りが優勢な流れとなった。

そうした中でゲーム株の動きを見てみると、gumi<3903>が朝方から買われ、午前中からストップ高に張り付いた。前日1日に業績予想の上方修正を発表しており、3月の営業赤字転落への修正から一転黒字となったことがサプライズとして受け止められたようだ。

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また、オルトプラス<3672>が大幅続伸となったほか、ボルテージ<3639>やイグニス<3689>が高い。オルトプラスは引き続き新作への期待感が、ボルテージは『花より男子~F4とファーストキス~』の事前登録が6月2日より開始(関連記事)となったことが株価を刺激しているもよう。

半面、元取締役による不正行為判明が嫌気されているケイブ<3760>はこの日も大幅続落。前日は『Flyff All Stars』への期待感から大幅反発したガーラ<4777>も反落した。

ほか、『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』への期待感から前日は一時4000円に迫ったクルーズ<2138>はさすがに利益確定の売りに押された。



■関連銘柄
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
企業データを見る
株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
企業データを見る