【alive2015】ブース展示の模様をレポート…「Live2D」の熱気と可能性が体感できるイベントに



Live2Dは、6月26日、東京都内でゲーム開発者やコンテンツクリエイター向けの年次イベントとして「alive 2015」を開催した。

「Live2D」とは、2Dで描かれたイラストをアニメーションとして表現できるツール。「Live2D」は、ゲームアプリのリッチ化の一環として近年脚光を集めており、『ガールフレンド(仮)』や『バトルガールハイスクール』、『あんさんぶるスターズ』など有力タイトルで利用されるようになっている。今回のイベントでは、Live2Dの最新プロダクトの紹介が行われたのほか、同社の実施したコンテスト受賞者の発表、そして、実際に利用するディベロッパーによる事例紹介などが行われた。


【セッションレポート】
中城社長が語るLive2Dの急成長 大型作品で採用進む『Cubism』 『Euclid』はアニメ業界でも脚光 再来年に70名体制目指す
HappyElements太田垣氏が明かす『あんさんぶるスターズ!』におけるアニメ制作の裏側…Live2Dでいかに自然な動きを実現するか
ヤフーの"異端児"『なりきろいど』が切り開くLIVE2Dの新しい可能性 コラボ相手も絶賛募集中!


今回は、会場内での展示の一部をお伝えしておこう。制作ツールやアプリの展示、等身大のタッチパネル、VRまで様々な展示が行われており、Live2Dの可能性と熱気が体感できるイベントであった。来年には開催規模もさらに大きくなると予想されるため、今回参加できなかった方はぜひ来年こそ参加してほしい。

 
▲画面だけだとわかりづらいが、Live2D EuclidのVR体験ができる。3DモデルやVRと組み合わさることで、どのような表現・体験が実現するか、体感できるようになっていた。Live2Dの可能性を感じさせてくれるものだった。
 
 
▲ヤフーの提供する『なりきろいど』。スマホのカメラに写った顔の表情を読み取り、それに合わせてリアルタイムに動くアバターで、通話やチャットが楽しめる。こちらはセッションでも報告があった。



▲等身大タッチパネル。
 

▲ゲーム制作サークルSinsiroadの出展。『ポーションメーカー』というゲームアプリで、Live2Dを利用して作られたキャラクターは様々な感情表現とモーション、コスチュームチェンジが特徴になっているという。


▲関西ゲーム制作部 部長 栗坂こなべさんによる「動くハイライト表現の可能性」。「青葉Unityちゃん」やその他作品における「動くハイライト表現」の可能性と研究成果を展示していた。

 
▲マッドネスラボの出展。Unity用ビジュアルノベルプラグイン「宴」のLive2D対応。Unity上での実際の作り方やプロジェクト構成、動作の様子が展示されている。アプリで実際に手にとって体験できるようになっていた。

 
▲Live2Dとティラノスクリプトで作成したゲームの展示と、京都芸術デザイン専門学校の学生作品が展示されていた。ゲームの展示では、ティラノスクリプトを使ったノベルゲームの作成方法が展示されていた。

 
▲ソニー・ミュージックコミュニケーションズの「MITENE」。従来のサイネージ機能にAR技術を組み込んだ目と頭脳を持つインタラクティブ・デジタルサイネージだという。AR技術で集客や販促を効果的に行い、標準搭載のログ解析機能でマーケティングツールとしても活用できるそうだ。ブースではイケメンキャラと写真を撮影することでき、2次元コードを読むことで持ち帰ることができるという。

 
▲noshipuさんの展示。Live2DとCubism SDK for Unity、Unityで開発したモバイルアプリが展示されていた。開発中のアプリも。

 


▲Live2D Creative Awardの最終選考作品も展示されていた。