メディアドゥ、第1四半期は売上高47%増、営業益69%増と大幅増収増益を達成…自社オリジナルビューアが貢献 「LINEマンガ」向けなども寄与

メディアドゥ<3678>は、7月7日、2016年2月期の第1四半期累計(3~5月)の決算を発表、売上高は25億5800万円(前年同期比47.5%増)、営業利益1億2200万円(同69.5%増)、経常利益1億2200万円(同68.7%増)、四半期純利益7500万円(同95.7%増)と大幅な増収増益を達成した。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①電子書籍事業…売上高23億7798万円(前年同期比56.1%増)、セグメント利益1億54万円(同54.4%増)
これまで、「電子書籍コンテンツ」「コンテンツデータベース兼配信インフラ(md-dc)」「電子書籍ストア構築システム(MDCMS)」の3つのソリューションを提供してきたが、今回から「自社オリジナルビューア(MD Viewer)」が加わったことで、電子書籍の流通に必要な全ての要素を1社で提供することが可能になった。また、前期に引き続き「LINEマンガ」をはじめとした大型電子書店への電子書籍取次が堅調に推移した。

②音楽・映像事業…売上高1億550万円(同16.5%減)、セグメント利益1528万円(前年同期617万円)
音楽配信サービスをスマートフォン向け及びフィーチャーフォン向けに提供。モバイル有料音楽配信市場全体の縮小により売上が減少した。

③ゲーム事業…売上高1801万円(同58.9%減)、セグメント利益137万円(前年同期114万円)
ソーシャルゲーム市場の競争激化により、売上が減少した。

④その他事業…売上高5748万円(同38.3%増)、セグメント利益507万円(前年同期27万円の赤字)
ニュース・情報系携帯電話サイト運営代行及び広告代理コンサルティング業務に引き続き注力し、取扱量が増加した。

なお、2016年2月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高114億6000万円(前期比41.9%増)、営業利益6億円(同45.3%増)、経常利益6億円(同45.2%増)、当期純利益3億6000万円(同50.0%増)の見込み。