サイバーエージェント、第3四半期は営業益81%増と大幅増益! Ameba、ゲーム、ネット広告が好調、投資事業も押し上げ メディア関連の先行費用を吸収【追記】

サイバーエージェント<4751>は、本日(7月23日)、第3四半期(14年10月~15年6月期)の連結決算を発表し、売上高1851億円(前年同期比25.5%増)、営業利益269億円(同81.4%増)、経常利益272億円(同84.1%増)、最終利益122億円(同84.1%増)と大幅な増益となった。

 


同社によると、メディア関連事業への先行投資が発生したものの、Ameba事業とゲーム事業、インターネット広告事業が好調に推移したほか、投資事業も収益を押し上げ、大幅な増益となった。スマートフォン関連の売上高は、売上高構成比77.5%まで拡大したとのこと(投資育成事業の売上高を除く)。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①Ameba事業は、売上高264億円(同7.2%増)、営業利益46億円(同198.0%増)だった。「Ameba」のサービス拡充や運用・改善、構造改革などの成果が出た。

②ゲーム事業は、売上高467億円(同26.3%増)、営業利益106億円(同81.6%増)だった。ネイティブゲームがけん引した。

③インターネット広告事業は、売上高1035億円円(同24.8%増)、営業利益95億円(同29.2%増)だった。スマートフォン広告の販売が順調に推移した。

④メディアその他事業は、売上高139億円(同25.8%増)、営業損益17億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)だった。エンターテインメント事業等の立ち上げに伴う先行投資が影響した。

⑤投資育成事業は、売上高67億円(同477.9%増)、営業利益50億円(同3272.9%増)だった。保有株式の売却などを行った。韓国のDaum Communications Corporationの株式などによるものとみられる。


 
■4~6月期の業績

4~6月期の業績は、売上高611億円(前四半期比1.1%増)、営業利益62億円(同22.8%減)、経常利益62億円(同24.6%減)、最終利益24億円(同30.9%減)だった。グラフにすると以下のとおりとなる。

 
四半期別売上高の推移(億円)



四半期別営業利益の推移(億円)



 
■2015年9月期の見通し

2015年9月期は、売上高2400億円(前期比16.9%増)、営業利益280億円(同26.0%増)、経常利益280億円(同26.2%増)、最終利益140億円(同46.5%増)を見込む。従来予想からは変更なし。

 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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