【ドリコム決算説明会速報】『フルボッコヒーローズ』は5月に月次1億円・DAU15万人に拡大…『進撃の巨人』コラボとプロモーションが奏功

ドリコム<3793>は、この日(7月30日)、第1四半期(4~6月期)の決算発表を行うとともに、東京都内でアナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催し、『フルボッコヒーローズ』の増収トレンドが継続しており、5月には月商1億円を突破したことを明らかにした。

同社では、サイバーコネクトツーとともに、これまでゲームの改善を継続して行っていたが、5月以降、広告宣伝費をかけてプロモーションを行うとともに、アニメやゲームなどの有名IPとのコラボレーションを行ったという。『進撃の巨人』とのコラボ実施とともに、プロモーションを行った際、DAU(日次アクティブユーザー数)は約3万人だったが、一連の施策により、約15万人まで急拡大したとのこと。

同社の内藤裕紀社長(写真)は、「他社でも見られた事例だが、コラボレーションを行うことでゲームで遊ばなくなったユーザーが復帰している。そして、コラボレーションに合わせて、プロモーションを行うと効率的であることがわかった。今後も毎月行いたい。具体名はいえないが、8月と9月にも大型IPとのコラボを行い、DAUと売上のベースを引き上げたい」と述べた。
 

『フルボッコヒーローズ』での手法を、現在立て直し中の『崖っぷちバスターズ』にも応用していく考え。現在、月次ベースで5000万円の赤字が発生しているが、8月までバージョンアップと効果分析を行い、DAUや継続率の改善といった目標とする効果が見えてきた段階で広告宣伝費を増やしてアクセルを踏む考えだ。ただし、所定の目標に到達しない場合、チームの縮小などを行うことも視野にいれるという。

なお、決算説明会の詳細は、明日(7月31日)掲載する予定。

 
(編集部 木村英彦)
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る