グリー<3632>は、8月5日、2015年6月通期の決算を発表するとともに、東京都内でメディア向けの決算説明会を開催し、国内ネイティブゲームの第4四半期のコイン消費が47億コインと前四半期の44億円から反転したことを明らかにした。
『消滅都市』が引き続き伸びたことが主な要因だ。第1四半期との比較で7.6倍の規模に成長した。同社の田中良和社長は、「イベントやゲーム内容の改善など運用を通じて売上を伸ばすという当社の強みを活かすことができた。」とコメントした。
また、『LINEタワーライジング』も好調な立ち上がりだったという。「リリース後の継続率は『消滅都市』よりも良好だ。『消滅都市』のように、運用ノウハウを駆使して売上を5倍、10倍に成長させたい」と意気込みを示した。
このほか、『ポイっとヒーロー』や『パズクエ』についてもゲーム内容の改善を行っており、7日間継続率などの各種KPIの改善が見られているという。『消滅都市』と同様に伸ばしていきたい考えだ。
他方、第4四半期の海外ネイティブゲームのコイン消費は前四半期比9億コイン減の43億コインとなった。『War of Nations』が堅調だったが、既存タイトルが低迷した。北米事業の低迷の要因について、同社取締役 執行役員常務の青柳直樹氏は、現地スタッフの離脱が引き金となり、運用の水準が損なわれたと説明した。シリコンバレーのスタートアップへの転職が相次いだという。
現在、外部からのメンバーの採用と日本のスタッフが運用に参加することで、人員の補充は完了しており、足元は回復しているとのこと。海外子会社での新作の開発中止も人員の離脱が原因だったそうだ。「人件費の高騰するシリコンバレーで長期間かけてアプリを開発することが難しくなっている。安定的に人員を確保できるメルボルン(注:買収したtwiitch)や東京で開発を行いたい」(青柳氏)と述べた。
なお、2016年6月期の新作は、合計15本リリースする計画。その内訳は、国内が上期3本、下期7本、そしては海外では上期3本、下期2本となっている。
詳細は後日改めて報じる予定。
『消滅都市』が引き続き伸びたことが主な要因だ。第1四半期との比較で7.6倍の規模に成長した。同社の田中良和社長は、「イベントやゲーム内容の改善など運用を通じて売上を伸ばすという当社の強みを活かすことができた。」とコメントした。
また、『LINEタワーライジング』も好調な立ち上がりだったという。「リリース後の継続率は『消滅都市』よりも良好だ。『消滅都市』のように、運用ノウハウを駆使して売上を5倍、10倍に成長させたい」と意気込みを示した。
このほか、『ポイっとヒーロー』や『パズクエ』についてもゲーム内容の改善を行っており、7日間継続率などの各種KPIの改善が見られているという。『消滅都市』と同様に伸ばしていきたい考えだ。
他方、第4四半期の海外ネイティブゲームのコイン消費は前四半期比9億コイン減の43億コインとなった。『War of Nations』が堅調だったが、既存タイトルが低迷した。北米事業の低迷の要因について、同社取締役 執行役員常務の青柳直樹氏は、現地スタッフの離脱が引き金となり、運用の水準が損なわれたと説明した。シリコンバレーのスタートアップへの転職が相次いだという。
現在、外部からのメンバーの採用と日本のスタッフが運用に参加することで、人員の補充は完了しており、足元は回復しているとのこと。海外子会社での新作の開発中止も人員の離脱が原因だったそうだ。「人件費の高騰するシリコンバレーで長期間かけてアプリを開発することが難しくなっている。安定的に人員を確保できるメルボルン(注:買収したtwiitch)や東京で開発を行いたい」(青柳氏)と述べた。
なお、2016年6月期の新作は、合計15本リリースする計画。その内訳は、国内が上期3本、下期7本、そしては海外では上期3本、下期2本となっている。
詳細は後日改めて報じる予定。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632