オートデスク、新ゲームエンジン『Autodesk Stingray』を8月19日から提供開始…CEDEC 2015にてブース出展およびセッションを実施


オートデスクは、3Dゲーム開発向け新ゲームエンジン「Autodesk Stingray」を8月19日(木)から月額5,000円(メーカー希望小売価格、税別)で提供する。

『Autodesk Stingray』は、同社が2014年に買収したBitsquidエンジンの高性能かつデータ駆動型のアーキテクチャをベースに開発した、新しいプラットフォームのゲームエンジンで、さまざまな業界標準のゲーム開発ワークフローに対応している。また、3Dアニメーションソフトウェアとの連携性が高く、幅広いプラットフォーム上でシンプルなゲーム開発が可能になるとしている。

●Autodesk Stingrayの主な機能

・アートからエンジンへのシームレスなワークフロー
ワンクリックのワークフローおよび『Autodesk Stingray』とオートデスクの3Dアニメーション ソフトウェアとのライブ連携により、3Dの素材のインポート、作成、反復、テスト、レビューやゲームプレイが手早く行える。

・最新のデータ駆動型アーキテクチャ
動作の軽いコードベースにより、ゲーム開発者はソースコードへアクセスしなくてもエンジンやレンダラーに大幅な変更を加えることができる。

・高度なビジュアルとレンダリング
高性能なレンダリング パイプライン、物理ベースのシェーディング、高度なパーティクル効果、ポストプロセスのVFX、ライトマップの焼き付け、高性能の反射システムにより、魅力的なビジュアルのゲームを開発できる。

・実績あるクリエイティブ ツールセット
Beast、HumanIK、Navigation、Scaleform Studio(ScaleformをベースにしたUIテクノロジー)、FBX、Audiokinetic Wwise、NVIDIA PhysXなど、市場で実績のあるソリューションを搭載。

・さまざまな用途のゲームロジックの作成
習熟度の異なるゲーム開発者がより簡単にゲームを制作できるよう、視覚的なノードベースのスクリプトやLuaスクリプトなどさまざまな開発ツールが搭載されている。また、開発者の要望に応じてC++ ソースコードも追加で購入できる。

・マルチプラットフォームのデプロイメントとテスト
さまざまな対応プラットフォームすべてでゲームプレイやビジュアルを素早く変更し、その変更を適用できる。対応プラットフォームには、Apple iOS、Google Android、Microsoft Windows 7/8、Oculus Rift DevKit 2、Sony PlayStation 4、Microsoft Xbox Oneなどが含まれている。
 

『Autodesk Stingray と3ds Maxのリンク 

<以下、プレスリリースより>
■今後のプロモーション活動について

2015年8月26日(水)から28日(金)にパシフィコ横浜で開催されるコンピュータ エンターテインメント デベロッパーズ カンファレンス2015(CEDEC2015)において、『Autodesk Stingray』を一般向けに初めてご紹介します。期間中にセッションを実施し、当社ブースにおいてもご紹介します。

セッションの詳細はこちら: http://cedec.cesa.or.jp/2015/session/ENG/12525.html

同社は、2015年初めにサンフランシスコで開催されたGDC 2015で『Autodesk Stingray』のプレビューを公開した。プレビューの公開以降、世界中のゲーム開発者がのベータプログラムに参加し、『Autodesk Stingray』を活用したゲーム作品を出荷している。ベータプログラムの参加者からは以下のようなコメントをいただいています。

Fatshark社 CEO マーチン・ワーランド氏 コメント
「Autodesk Stingrayのデータ駆動型のアーキテクチャや柔軟性を通じて、当社はさまざまなゲーム作品を制作するとともに、コードやコンテンツのクリエーターの反復作業を高速化できたことで、生産性が大幅に向上しました。このゲームエンジンにより、これまでよりも短期間で高品質のゲームを開発できるため、当社の成功に欠かせないものとなっています。今後、オートデスクがこのゲームエンジンをどのように進化させてくれるのか、楽しみにしています」

Arrowhead Game Studios社 CEO ヨハン・パイルステット氏 コメント
「当社ではいつも、開発中のゲームが最終的にどのようなものになるのか想像もつきません。そして、このゲームエンジンはこのような当社の開発環境に合ったもので、つまり、どんなゲームでも制作することができるということです。実際に当社は、FPS、RTS、トップダウンシューター、ロールプレイングゲームなど、何でも制作することができます。特定のジャンルに縛られていないのです」

米オートデスク メディア&エンターテインメント担当上級副社長 クリス・ブラッドショー コメント
「ゲーム業界は、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、モバイルプラットフォームの普及の間で大きな変革の時期を迎えており、AAAや独立系のゲーム開発者に複雑さという新たな課題をもたらしています。当社は、このような課題を念頭にAutodesk Stingrayを開発しており、今回、ゲーム開発者コミュニティとこの発表を共有できることを嬉しく思います。Autodesk Stingrayにより、スキルやプログラミング経験の異なるさまざまなクリエーターが、次世代の3D超大作ゲーム、エンターテインメント、そして建築でさえも簡単かつ直感的に制作できます」



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