『ガールフレンド（仮）』キャラクターソングを披露した「聖櫻学園 真夏の音楽祭2015」をレポート　『ガールフレンド（♪）』の新情報も

サイバーエージェント<4751>は、8月15日、千葉県・舞浜アンフィシアターでアニメ版「ガールフレンド（仮）」DVDの購入特典イベント「聖櫻学園 真夏の音楽祭2015」を開催した。イベント会場には、「コミックマーケット」という一大イベントの開催期間中であったにもかかわらず、約2000人のファンが会場に集まった。

今回のイベントでは、「ガールフレンド（仮）」に出演している、佐藤聡美さん（椎名心実役）、名塚佳織さん（村上文緒役）、原田ひとみさん（望月エレナ役）、井上喜久子さん（天都かなた役）、丹下桜さん（クロエ・ルメール役）、寿美菜子さん（神楽坂砂夜役）、豊崎愛生さん（螺子川来夢役）が登場し、会場限定で楽しめるキャラクターソングを生披露したほか、朗読劇やトークセッションなど様々な企画を行った。

また、今回、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんと、佐藤利奈さんの2人がMCを担当した。2人は登場したあと、吉田さんが「今日のコミケは捨てた」と明かした。そして、「主演クラスが勢揃いするなど、キャストの豪華さが半端ない。井上喜久子さんと丹下桜さんが同時に出演するイベントのMCができる機会はそうそうない」と語ると会場は一気に盛り上がった。そして。あでやかな浴衣姿の佐藤利奈さんにも注目が集まった。

続いてゲストが1人ずつ登壇し、各自キャラクターの声で自己紹介を行った。この中では、井上さんが定番となった、「井上喜久子、17歳です♪」と挨拶すると、会場からは「おいおい！」というツッコミが入った。また、佐藤聡美さんは「ガールフレンド（仮）は？」と会場に呼びかけると、観客からは「検索検索！」というレスポンスがすかさず入るなど、「ガールフレンド（仮）」を愛するファンが集まったと感じた次第だ。


 
イベントではまず、トークセッション「あなたの質問答えます キャスト質問コーナー」が行われた。これは事前に観客から募集した質問に出演者が答えるというコーナーだった。第1問目は「出演者が自ら演じたキャラと似ている点、似ていない点」を尋ねるもので、それぞれ思うところをあげていった。

例えば、名塚さんは「声が似ている」と軽くボケたあと、似ているところとして「話しかけづらいところ」をあげた一方、インドア志向で大人しいところは自分と正反対と語った。また佐藤聡美さんは「メロンパンが好きなところ」が似ていると回答し、「文武両道で誰からも好かれているところは似ることができない」とこぼした。それに対し、他の出演者から「女の子らしくてかわいいところが似ている」といわれると「褒められ慣れてないです」と照れる場面も。

また、原田さんは、「似ているところはないんじゃないかな」と話すと。周囲と会場から笑いとツッコミが入った。原田さんの演じる「望月エレナ」は、原田さんをモデルにして作ったとのことなので、実は一番出演者に似ているキャラといわれているのだが、「あくまでキャラなので本当の自分とは違う」と何度も否定。しかし、言葉を重ねるほど「似てないこと」への信ぴょう性が薄れる状況となっていった。

第2問目の「どのキャラとデートしたいですか？」という質問には、豊崎さんは佐藤聡美さん演じる「椎名心実」をあげ、「作品の顔的存在で、正統派ヒロイン。攻略して告白させたい」と語った。寿さんは、名塚さん演じる村上文緒をあげ、「図書館で向かい合って本を読んだり、読書中、相手の顔をちらっとみて、かわいいなと思いたい。」とコメントした。


 
次は、司会の佐藤利奈さんも加わって、出演者による朗読劇が行われた。「これだけのメンバーが揃うアフレコする場面はまず見られない」（吉田さん）　ここではお盆らしく、華道部の和室のなかで、怖い怪談話を披露するというシチュエーションだった。アニメでも見られないような長いセリフや掛け合いが聞けるコーナーだったが、怪談と謳いながらも、「雷が落ちてPCの電源が落ちた話」や「引き出しの中に未処理の書類が見つかって背筋が凍った話」など、各キャラクターの個性とコメディ要素のあふれるストーリーとなっており、会場からはたびたび笑いが巻き起こった。


 
出演者のサイン入り台本と、サイン入り台本のプレゼント抽選会が行われた後、『ガールフレンド（♪）』に関する新情報が公開された。「ガールフレンド（仮）」のキャラクターが登場するリズムゲームで、キャラクターが3Dモデルとしてダンスをするだけでなく、キャラクターごとにキャラクターソングが用意されるとのこと。現在、収録とレコーディングを行っている最中だそうだ。

イベントでは、新しいプロモーションビデオが公開された。吉田さんから「ビデオの中に新キャラクターが出ている」との予告があったのだが、男性の理事長が出ているだけで、それらしい新キャラクターはいなかった。出演者と観客が当惑する中、吉田さんは、理事長こそが新しいキャラクターであると明かした。理事長は、なんとあの大塚明夫さんが演じているという。


 
最後におまちかねのライブコーナーとなった。出演者一人一人がキャラクターソングを披露した。観客も時にサイリュームの色を変えながら、コールを入れて盛り上げていった。特に注目は丹下さんが演じる「クロエ・ルメール」のキャラクターソングだろう。丹下さん自身、「生で歌うことを想定してつくったものではない」と語った楽曲だったが、キャラクターの声でかわいらしく歌い上げ、観客はもちろん、他の出演者からも驚きの声があがった。

今回披露された楽曲は以下のとおり。

クロエ・ルメール（CV:丹下桜さん）「NPMな彼女デス〜ニッポン萌えな彼女デス」
神楽坂砂夜（CV:寿美菜子さん）「スキャンダルは如何？」
螺子川来夢（CV:豊崎愛生さん）「ロボティクス∞（インフィニティ）」
椎名心実（CV:佐藤聡美さん）「はれるかなぁ」
村上文緒（CV:名塚佳織さん）「二人で綴る物語」
天都かなた（CV:井上喜久子さん）「はるかかなたで夢見ましょう」
望月エレナ（CV:原田ひとみさん）「妄想♥モーション」

最後に、出演者全員によるアニメ「ガールフレンド（仮）」のオープニングテーマ『楽しきトキメキ』を歌って、イベントは幕を閉じた。

2012年12月に開催された第1回目のイベントの際、名塚さんは「将来的にアニメ化できたら嬉しいですね」と語っていたが、それが実現してしまっただけでなく、書籍展開や、近日中にはリズムゲームのリリースも間近に控えるなど、『ガールフレンド』の世界は広がりを見せている。今後、どういった展開を見せてくれるのか。まず、『ガールフレンド（♪）』を楽しみにしたい。


 
当日会場では『ガールフレンド（仮）』のオリジナルグッズが販売されていた。グッズセットやブロマイド、Tシャツなど会場限定のグッズが販売されていたほか、会場での先行販売となるグッズも用意されていた。イベント開始前はもちろん、イベント終了後にも長蛇の列ができていた。
   


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