シリコンスタジオ、リアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi」と国産ゲームエンジン「OROCHI 4」の販売を開始


シリコンスタジオ<3907>は、8月25日、世界最高峰のリアルタイムビジュアルを実現できるレンダリングエンジン「Mizuchi」および「OROCHI 4」用の機能拡張製品「Mizuchiエクステンション」、国産ゲームエンジン「OROCHI 4」の販売を開始したことを発表した。

「Mizuchi」について
「Mizuchi」は、物理ベースレンダリングの考え方をサポートするリアルタイムレンダリングエンジン。特に圧倒的な質感表現力に強みがあり、金属、木材、ガラス、プラスチックなど多種多様な材質をアーティストのイメージ通りに表現することができる。直感的なマテリアル合成システムにより、キズやサビといった素材の状態も再現可能となる。また、数々の最新ライティング技術が採用されており、世界最高のポストエフェクト技術を結集させたミドルウェア「YEBIS」も同梱。世界でも比類のないリアルタイムビジュアルを創造することができる。

なお、ゲーム業界に加え、高品質なリアルタイムレンダリングに対する需要が急増している映像業界・放送業界、建築業界・製造業界でリアルタイム性が求められるプロダクトビジュアライゼーション分野などを主なターゲット市場としている。
 


<MizuchiEditorについて>
「Mizuchi」は、SDKとオーサリングツール「MizuchiEditor」で構成された製品。アルベド、法線、光沢度、金属度、微細凹度などのパラメーターをレタッチソフトのレイヤーと同じように扱うことができ、複数のレイヤーを重ねたりマスクで抜いたりすることで、素材の質感だけでなくサビやキズなど素材の状態までも表現できる。
 


「OROCHI 4」について
「OROCHI 4」は、グラフィックス、フィジックス、AIなど13のライブラリと、40以上の開発ツールを備えた国産ゲームエンジン。開発途中での仕様変更やプロジェクトごとのカスタマイズを許容する柔軟な設計と、日本人エンジニアによる手厚いサポート体制が特長となっている。ゲーム業界における、コンシューマー、アーケード、PCオンラインゲームの開発を主なターゲット市場としている。
 

『OROCHI 4』+『Mizuchiエクステンション』によるグラフィックスの例

<「Mizuchiエクステンション」について>
「OROCHI 4」はレンダリングエンジン『Mizuchi』の性能を最大限に発揮できるよう設計されている。国産エンジンならではの柔軟性や使い勝手の良さはそのままに、機能拡張製品「Mizuchiエクステンション」を使うことで世界最高レベルのグラフィックス表現が可能になる。

<マルチプラットフォームでの同時並行開発について>
「OROCHI 4」は、対応プラットフォームすべてで高品質なグラフィックスを描画できる独自のレンダリングエンジンと、「Mizuchiエクステンション」を1つのワークフローで使用することが可能。例えば、ハイエンドプラットフォームであるPS4と携帯機であるPS Vitaの開発においても、ワークフローを分けることなく同時並行的に開発を進めることが可能だ。

 

「Mizuchi」

「OROCHI 4」



 
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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