ジーニー、広告収益の可視化を実現する「Geniee DMP for App」を9月1日より提供開始 スマホ向けプッシュ通知サービス「Fello」と連携も

ジーニーは、アプリケーション内ユーザーデータの蓄積、分析が可能となる「Geniee DMP(※1) for App」を9月1日より提供開始した。

2015年度はタブレット端末の出荷台数がノートPCを上回ると見込まれており、ますます拡大し続けるスマートデバイス市場において、企業ではネイティブアプリケーションを活用したマーケティング活動が重要となってきている。「Geniee DMP for App」は、アプリケーションマーケティングに必要なデータの蓄積・分析・統合や、広告配信プラットフォーム、プッシュ通知との連携に対応した、すべてのチャンネルに活用できるデータプラットフォームとなっている。

アプリビジネスの分析において重要視される「LTV(※2)最適化」に加え、ジーニーの得意とする「広告収益最適化」を可能にする。また、既存のウェブブラウザ向けDMPと統合することでオーディエンスデータを集約しOne to Oneマーケティングを実現する。

また、ジーニーは、ユニコンより、国内最大級の導入実績を持つスマートフォン向けプッシュ通知サービス「Fello(※3)」事業を8月1日に譲受しており、本サービスと連携することにより、アプリとユーザーの良好なエンゲージメント機会を創出し、アプリ運営者向けの総合的な広告プラットフォームを提供することが可能となる。
 

<「Geniee DMP for App」の特徴>
基本KPI計測、マネタイズ分析など、LTV最適化の基本機能に加え、「Geniee DMP for App」では、RPM(※4)最適化機能により、広告収益の可視化を実現する。

・広告収益の可視化
これまで企業は広告出向の際、CPIやLTVの最適化をしながら媒体社を選択していたが、本サービスにより広告収益の可視化をすることで、ROAS(※5)を高めることができる。

・カスタム分析機能
イベントを登録すると、流通額などを可視化した広告運用が可能になる。

・ユーザーリスト機能
オーディエンスデータをセグメント化し、広告配信プラットフォームなどへのフィードが容易に行える。

なお、今後はウェブブラウザ向けDMPと統合し、ウェブサイトとスマートフォンアプリのオーディエンスデータを集約したOne to Oneマーケティングが実現できるよう、開発を進めていく方針としている。

※1 DMP(Data Management Platform)とは、広告やマーケティング、メディアやユーザーのデータの蓄積、統合、分析をし、すべてのチャネルに活用できるデータプラットフォーム。
※2 LTV(Life Time Value)顧客生涯価値
※3「Fello」は、国内最大級の導入実績(月間総配信数2億通)と配信パフォーマンス (分速150万通処理の高速配信)を誇るプッシュ通知サービス。
※4 RPM (Revenue Per Mile) 表示回数1000回あたりのインプレッション収益
※5 ROAS (Return On Advertising Spend) 投資した広告の費用の回収率。