9月4日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落し、前日比390.23円安の1万7792.16円と8日ぶりに1万8000円台を割り込んで取引を終えた。8月の米雇用統計の発表を日本時間の今晩に控え、様子見気分が強いところに、為替が1度119円台半ばまで円高に振れたことで、後場に掛けて下げ幅を拡大し、一時は下げ幅500円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場の流れにつられる形でほぼ全面安の状況の中、マーベラス<7844>の上昇が際立った。同社は、前日(9月3日)に160万株、20億円を上限とした自社株買いを実施すると発表(関連記事)しており、市場の関心を集めたもようだ。全体の流れが停滞する中で分かりやすい材料を発表していた同社に人気が集まった形と言えそうだ。
また、第2四半期累計(2~7月)の連結業績予想の上方修正(赤字幅縮小)を発表(関連記事)したユークス<4334>が堅調なほか、みずほが目標株価を4300円から4500円に引き上げたスクウェア・エニックスHD<9684>もプラス圏を維持した。
半面、軒並み安の中でアエリア<3758>やエイティング<3785>の下げがきつく、ミクシィ<2121>やグリー<3632>、オルトプラス<3672>、モブキャスト<3664>が年初来安値を更新した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844