Apple、3D Touch機能に対応したiPhone 6s/Plus、大型化したiPad Pro、Siri Remoteを搭載したApple TVなどを発表

米Appleは、9月9日、サンフランシスコで新製品発表会を開催し、新たに感圧検知に対応した「3D Touch」機能を搭載し高機能化したスマートフォン、iPhone 6sおよびiPhone 6s Plus（9月25日発売）および画面サイズを12.9インチ/650万ピクセルに大型化したiPad Pro（11月発売予定）、そしてタッチパネルと加速度センサーやジャイロスコープなどを備えたSiri Remoteを同梱したApple TVなどを発表した。


■iPhone 6s/iPhone 6s Plus（9月12日予約開始、9月25日発売）

シルバー、ゴールド、スペースグレイ、ローズゴールドの4色がラインナップされるiPhone 6s/iPhone 6s Plusは、画面を押す圧力を検知して動きを加える3D Touch機能に対応。タッチパネルを軽く押す（Peek）、深く押す（Press）の2つの動作などが加わり、メールや地図、写真アプリなどで直観的な操作を可能にする。

A9チップはiPhone 6比で最大70％パフォーマンスが向上。グラフィックパフォーマンスは最大90％高速になったとしている。また、M9モーションコプロセッサを内蔵し、加速度センサー、コンパス、ジャイロスコープ、気圧計とつながることでランニングやウォーキングのペースも測定できるようになった。

バッテリーに関しては、連続通話時間は3Gで最大14時間（Plusは24時間）、インターネット利用は3G/4G LTEで最大10時間（Plusは12時間）、Wi-Fiで最大11時間（Plusは12時間）。連続待ち受け時間は最大10日間（Plusは最大16日間）とiPhone6より高機能化しながらもと同等レベルに抑えている。

iSightカメラ機能は8メガ⇒12メガピクセルまで強化、静止画撮影の前後の瞬間とサウンドも一緒に記録するLive Photosに対応。写真の好きな部分をプレスすることで、撮影したものが動く。iPhone 6s Plusでは、写真だけでなくビデオ撮影でも光学式手ぶれ補正に対応した。

モデルは32GB、64GB、128GBの3タイプ。iPhone6は16GBと64GBの2モデルが値下げして併売される。

■iPad Pro

12.9インチ/650万ピクセルに大型化したRetinaディスプレイを搭載する新たなモデル。メインチップはA9Xで、M9モーションコプロセッサを内蔵。A7チップとの比較では、CPUは2.5倍高速になり、グラフィックスは5倍高速化したという。Wi-Fiでインターネット利用時、バッテリーは最大10時間持続する。Wi-Fiモデルは32GBと128GBの2モデル、Wi-Fi＋Cellularモデルは128GBモデルのみが販売される。

iPad Proのために感圧、傾斜センサーを搭載するApple Pencilも新たに専用で開発。Lightningコネクタも装備されており、15秒充電で30分の仕様が可能。フル充電では12時間利用可能。

それに加え、64キーを搭載するiPad Pro専用のSmart Keyboardはシームレスな構造で、表面はファブリック素材でできており、水と汚れに強い仕上げが施されている。また、新たに開発されたSmart Connectorによりペアリングが不要となっている。
 

■Apple TV

鷹さ33㎜、幅98㎜、奥行き98㎜のコンパクトサイズで425gと軽量の本体に、新たなリモコン、Siri Remoteが付属するApple TVは、32GBと64GBの2モデル構成。Wi-Fiは802.11ac対応、HDMI1.43、USB-C、10/100 Ethernet端子、IRレシーバなどを搭載。プロセッサはA8を搭載する。

新たなリモコンとして付属するSiri Remoteは、Siriによる音声認識でコンテンツ検索が可能に。加速度センサー、ジャイロスコープを内蔵し、タッチサーフェスを搭載。仮想十字キーとしても動作し、Wiiリモコンのような操作が可能となるが、ゲームによって対応/非対応は分かれる。コンテンツはApp Storeに対応し、購入できる。

SteelSeries Stratus XL ワイヤレス ゲームコントローラーなど、MFi規格に対応したサードパーティ製コントローラーにも対応している。

北米などでは32GBモデル 149ドル、64GBモデル 199ドルで10月末より発売予定。
   

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