『Wake Up, Girls!青春の影』トーク&ライブイベント開催 映画館で主題歌を披露 ユニットとしてだけでなく声優としての成長も見せた


エイベックス・ピクチャーズは、好評上映中のアニメーション作品「Wake Up, Girls! 青春の影」のトーク&LIVEイベントを「TOHOシネマズ新宿」で開催した。作品のメインキャラクターを演じるユニット「Wake Up, Girls!」の吉岡茉祐さん、永野愛理さん、田中美海さん、青山吉能さん、山下七海さん、奥野香耶さん、高木美佑さんとともに、サプライズゲストとして山本寛監督が出演した。

現在上映中の「Wake Up, Girls! 青春の影」とは、昨年TVアニメや映画として人気を博したアイドルアニメ「Wake Up, Girls!」の続編にあたる、続・劇場版前篇となる。仙台の弱小事務所で結成されたアイドルグループ「Wake Up, Girls!」に属する7人の少女が仙台から東京に進出する物語が展開される。今回の後編にあたる「Wake Up, Girls! Beyond the Bottom」は12月に公開される予定。

 
■Story
七人目のメンバーとして元「I-1club」のセンター・島田真夢を加えた「Wake Up, Girls!」は、時にメンバー同士でぶつかり合いながら絆を深め、地元仙台での地道な活動を通して少しずつファンを増やし、ついにはアイドル界の登竜門イベント「アイドルの祭典」に東北代表として出場するまでになった。
リーダー・七瀬佳乃の負傷というアクシデントを乗り越え、大会を終えた彼女たちを待っていたのは、メジャーレーベル・bvexからのメジャーデビューの誘いだった。「Wake Up, girls!」のメンバーたちは、ヒットメーカー・早坂相が手がけた楽曲「7 Girls War」を引っさげて上京すると、アイドル文化の中心・東京での新たな挑戦と練習の日々をスタートさせる。
一方、アイドル界の頂点である「I-1club」にも新たな動きが起こっていた。最新シングルがミリオン(100万枚)割れしたことを重く見たゼネラルマネージャー・白木は、「I-1club」に世代抗争という新たな嵐を呼びこむのだった。


今回のイベントでは、キャストが上映終了後に、いわゆる舞台挨拶を行うだけでなく、シアター内でライブを披露してくれるという非常に珍しい試みとなっている。直前に鑑賞した作品のライブシーンを、出演した声優ユニットが現実世界でも再現してくれるわけであり、作品とユニットのファンにとっては本当にたまらない内容といえるのではないか。


 
■キャストとキャラクターの紹介

島田真夢 (CV:吉岡茉祐さん)

かつて国民的アイドルグループI-1clubのセンターを務めていた。天賦の才能があり、歌もダンスも天下一品。ひよこグッズが大好き。


林田藍里 (CV:永野愛理さん)

突出した才能や技量はないが、ひたむきに努力する姿勢が唯一の取り柄。前に出たがらずおどおどしているが、一番状況が見えているしっかり者。


片山実波 (CV:田中美海さん)

メンバーの妹的存在。ムードメーカー。体のどこに消えるのか分からないが大食漢。


七瀬佳乃 (CV:青山吉能さん)

昔から子役タレントをしており、地元では名の知れた存在。メンバーへの責任感が強いクールビューティー。完璧主義者で潔癖症。


久海菜々美 (CV:山下七海さん)

メンバー最年少。とにかくエリート指向。光塚歌劇団に憧れている。幼い頃からダンス・歌共に鍛え上げられ、プライドが高い。


菊間夏夜 (CV:奥野香耶さん)

スタイル抜群のお色気・ファッション担当。スレているが芯は太い。情に厚く物事を判断してくれる頼れるお姉さん。


岡本未夕(CV:高木美佑さん)

ミーハー心剥き出しの泣き虫だが、アイドルオタクでアイドルになりたいという想いは誰にも負けない。優柔不断でヘタレ。


 
■声優として成長した姿を見てほしい

まず、舞台に登壇した7人は、自己紹介と挨拶をしたあと、9月25日に公開された映画への反響を語った。吉岡さんは、出身地である大阪の友人から数年ぶりに連絡があり、映画について面白かったとの感想をもらったと明かした。そして、リーダーの青山さんは、熊本に住んでいる母親が上映初日の1回目の上映を鑑賞し、面白かったとの感想をもらったと嬉しそうに語った。

続いて作品の見所については、奥野さんは作品で使われる楽曲「少女交響曲」の演出とともに、メンバーが変顔を見せるシーンをあげた。7人ともにそれぞれ個性的な顔になっているが、特に気に入っているのは岡本未夕だそうだ。また高木さんは、エンドロールで流れる"木高ゆみ"をあげた。作品中、「Bセッション」というライブで高木さんが歌っているのだが、一瞬、「誰だ、これ」と笑ってしまったという。

また田中さんは、絵が綺麗に仕上がっていることに加え、7人の声優として成長した姿も見てほしいとコメントした。ツアーやイベントなどでライブを披露し、日進月歩で成長している様子を見せている7人だが、1年半ぶりの新作となる今回、演技面での上達ぶりも注目点になるだろう。実際に作品をご覧になるとわかるが、テレビシリーズと見比べると、演技の面でも別人のようにうまくなっていることが確認できるだろう。
 




 
■無茶をやらせたが、成長は本人たちの頑張り

ここでサプライズゲストとして、山本監督が登壇した。今回の企画について、ODS(Other Digital Stuff)と呼んでおり、映画本編に何かプラスをつけようという試みだったと述べた。そして、この作品の上映では可能な限り、ライブなどをつけたかったが、会場の都合などもあり、なかなか実現してこなかったという。その意味で、Wake Up, Girls!で目指していた興行の形が実現できたことを感慨深げに語った。

続いて7人の成長ぶりを聞かれると、「生意気になりました。以前は朝挨拶すると立ち上がって挨拶してくれたのに、いまでは"ウィーッス"ですよ(笑)」と冗談を言った後、「芝居をやりながら、歌もダンスも覚えてツアーもやれと無茶を言いました。とてもハードだったと思います。ツアーやアフレコを見ていると、特に今年に入ってから皆の意識・スキルが向上していることが伝わってきました。以前は1つのアフレコでも気が気ではありませんでしたが、安心してみていられます。この安定感は本人たちの頑張りだと思います」と目を細めた。

このほか、アフレコでの無茶振りエピソードを聞かれると、後編のネタバレになってしまう部分があると前置きしつつ、「七海(山下さん)をすこしいじめたかも」とコメントした。後編において、テレビシリーズでやや影の薄かった感のある久海菜々美がストーリーを左右する重要なポジションを担うキャラクターになっているそうだ。マンツーマンで演技指導も行ったそうで、後編もぜひ期待してほしいと呼びかけた。


 
■さらに成長したライブパフォーマンスを披露

トークショウの終了後、7人によるライブが行われた。「Wake Up, Girls! 青春の影」の主題歌である「少女交響曲」と、昨年放送されたテレビアニメ「Wake Up, Girls!」の主題歌「7 Girls War」の2曲が披露された。ライブにはやや不向きに思えた映画館の舞台上だったが、先日のライブツアー以上に完成度の高いパフォーマンスを披露し、歌とダンスの面での成長を見せた。
 



歌い終えた後、吉岡さんは、「映画館でライブをするのは前代未聞ですが、いつのライブと違うこととして、後方の方の笑顔がくっきりと見えたことが嬉しいです。ですが、皆さんから受ける熱気はいつもと同じです。こんなに汗が吹き出てきました」と語った。高木さんや永野さんも同様に、映画館という音が吸収される環境でも、ファンのコールや熱気がステージ上にも届いていたことが嬉しいと述べた。

また、奥野さんは「『少女交響曲』が劇場で流れて、ステージでもパフォーマンスをするというリンクは、Wake Up, Girlsの良さなんだとあらためて感じました。また、劇場でシアター限定版が販売されていますが、そこには映画前編の続きがドラマCDとしても入っています。」とアピールした。青山さんは、こうしたライブができるのは、山本監督やスタッフのおかげと感謝の気持ちを語った。

最後に、山本監督が「脅しにかかるわけではないんですし、ビジネスとして成立するように我々も努力していますが、今回の興行にWake Up, Girls!の未来がかかっています。今回のイベントで映画館を満席にすることができて、少し望みが持てました。この2週間、ぜひとも映画館に足を運んでいただければと思います。なにとぞよろしくお願いします!」と締めくくった。
 
(編集部 木村英彦)
 
 
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会社名
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設立
2014年4月
代表者
代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
決算期
3月
直近業績
非公開
上場区分
未上場
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