岩手県とモバイルファクトリーが連携協定締結式を開催 第1弾は『ステーションメモリーズ!』でいわて銀河鉄道、三陸鉄道とのコラボ実施


岩手県とモバイルファクトリー<3912>は、10月5日、岩手県東京事務所において、モバイルファクトリーが提供するゲームの特性を生かした岩手県内の観光、文化などの地域情報の効果的な発信およびゲーム利用者の満足度の向上について、双方協力することを目的に連携協定の締結式を行った。

岩手県からは、副知事の千葉茂樹氏、理事兼秘書広報室副室長兼首席調査監の保 和衛氏、政策地域部副部長兼地域振興室長の宮野孝志氏が出席。モバイルファクトリーからは代表取締役の宮嶌裕二氏、取締役の宮井秀卓氏、ソーシャルアプリ事業部マネージャーの金田悠希氏が出席し、協定書にサイン、交換を行った。
 

▲岩手県の千葉副知事(左)とモバイルファクトリーの宮嶌氏


モバイルファクトリーは、今年1月に『駅奪取』において、三陸鉄道とのコラボレーションによる復興支援イベントを展開。三陸鉄道(北リアス線、南リアス線)の駅をどれか1つを1度でも奪取できれば、24時間駅が取り放題になるイエローライセンスを1人1枚付与するなどの施策を3月末まで行い、約400人が三陸鉄道の駅を訪れたという実績を残した。

岩手県側も、実際に現地を訪れてもらうことが、なによりの復興支援になると考えており、コラボレーションの効果を改めて感じた千葉副知事は挨拶で述べ、O2Oにより交流人口の拡大につながると考えており、今回の協定に至ったという。

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岩手県は、今回の協定により、アプリ側に県の観光課から、県産品などを含めた地域情報をまるごと発信することで、ゲームを楽しみながら、岩手県を訪問することで、ファンが1人でも多く増えることを願っているという。

今回、自治体と初めての協業となるモバイルファクトリーの宮嶌氏によると、今回の協定により、岩手県の地域振興、観光PRを目的としたO2Oを目的としたコラボイベントを実施。ユーザーが岩手県に足を運んだ際、ゲーム内だけでなく、リアルな体験も楽しめるよう、県内の鉄道事業者や企業と連携したイベントを企画しているという。

この協定により、既存ユーザーの満足度の向上、新規ユーザーの獲得を狙いとしており、ゲームユーザーが実際に岩手県に足を運び、岩手の観光産業を知り、体験することで、コンテンツの満足度の向上につながり、観光産業が盛り上がることで、新規ユーザーの獲得につながると考えているという。今後は全国の自治体および地方創生をテーマに掲げる企業と連携し、位置情報を利用した地域振興に注力していくとした。

この協定の第1弾として『ステーションメモリーズ!』(駅メモ!)で特別キャンペーンが行われる。『駅メモ!』のキャンペーンはIGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道を対象とし、12月から2016年3月まで実施する予定。ゲーム内で岩手県の観光物産情報を発信するとともに、プレイヤーが一定の成績を挙げた場合、岩手県の特産品等をプレゼントすることも予定されている。

また、ゲストとして、わんこ兄弟からそばっち、そして岩手まるごとおもてなし隊(サクラ凛、リアス渚、めんこいワラシ)も登場、岩手県をアピールした。
 

▲岩手まるごとおもてなし隊(サクラ凛、めんこいワラシ、リアス渚)


▲わんこ兄弟の長男、そばっち

 
■質疑応答

――(モバイルファクトリーに)他の地域とのこうした取り組みは予定しているのか?

具体的に決まっているものはない。いくつかお声がけをさせていただいているが、今回のイベントをきちんと成功させること、岩手県サイドに「やってよかった」と思っていただけることがまず大切だと考えている。そうすることで次につながっていければ。

――(岩手県に)現地でのイベントやツアーが行われる予定はあるか?

『駅メモ!』に関しては、岩手県としてなにかイベントをする予定はない。いろんな形で岩手県を訪れてくださったお客さんが『駅メモ!』と岩手県が一緒になにかやっているね、と気づいてくださることもあるだろうし、もともと『駅メモ!』をプレイされているお客さんが、岩手県でプレイしたいということもあるだろう。そういう方たちにできるだけたくさん来ていただきたいと考えている。

――今回の協定によって、送客の規模はどれぐらいを想定しているか?

500人~1,000人は現実的に足を運んでいただかないとならないと考えている。目標的には1,000人以上を達成できれば、数字として結果を残せたと言えるのではないか。


 
『ステーションメモリーズ!』
 

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株式会社モバイルファクトリー
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会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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