ボルテージ、1Qは売上5.1%増、7500万円の営業赤字を計上…IPタイトルのロイヤリティで外注費が増加、テレビCMの追加出稿も費用増要因に

ボルテージ<3639>は、10月29日、2016年6月期の第1四半期(7~9月)の連結業績を発表、売上高27億8200万円(前年同期比5.1%増)、営業損益7500万円の赤字(前年同期4100万円の赤字)、経常損益8300万円の赤字(同3500万円の赤字)、四半期純損益7500万円の赤字(同4600万円の赤字)となった。

IPタイトルのロイヤリティによる外注費の増加やテレビCMの追加出稿などにより、費用が計画対比で増加した。
 

各分野ごとの状況は以下の通り。

①日本語版恋愛ドラマアプリ
F2Pは、新規タイトル『花より男子~F4とファーストキス~』『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』が好調に立ち上がったが、『LINE 悪魔と恋する10日間 Heaven's Kiss』が初期不具合などにより低調に推移した。また、既存タイトル『天下統一恋の乱 Love Ballad』『鏡の中のプリンセス Love Palace』などが好調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年8月に『天下統一恋の乱 Love Ballad』『鏡の中のプリンセス Love Palace』、9月に『花より男子~F4とファーストキス~』のテレビCMを出稿した。

P2Pは、新規タイトル『教師たちの秘密の放課後』が好調に立ち上がった。また、既存タイトル『上司と秘密の2LDK』なども好調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年9月に『偽りの君とスキャンダル』『上司と秘密の2LDK』のテレビCMを出稿した。

②英語版恋愛ドラマアプリ
L1ONは、新規タイトル『Kiss Me on Clover Hill』『My Last First Kiss』『Gossip Girl: PARTY Style Your Love』が好調に立ち上がった。また、既存タイトル『Kissed by the Baddest Bidder』『My Forged Wedding:PARTY』なども好調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年7月から8月にかけてコンテンツ横断イベントを実施し、計画以上の効果が得られた。

DRAGONは、シリーズ初となる新規タイトル『Labyrinths of Astoria』を投入し、KPIは概ね好調に推移した。また、シリーズ化に向けた2アプリ目の制作に取り組んだ。

US REALは、2015年8月にF2P新規タイトル『Kisses & Curses』のテストリリースを実施し、引き続き北米への本格展開に向けた制作に取り組んだ。

③サスペンスアプリ
収集・育成要素を含む新規タイトルの投入を予定していたが、ベータ版の評価を踏まえ、投入予定時期を第2四半期に延期し、クオリティの向上に取り組んだ。

■2016年6月期通期予想は据え置き
2016年6月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億円(前期比8.5%増)、営業利益8億円(同71.2%増)、経常利益8億円(同64.8%増)、当期純利益4億円(同72.0%増)の見込み。
 
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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