【速報】イグニス、『ぼくとドラゴン』の7-9月期売上高はQonQで141%増の11億円に急拡大

イグニス<3689>は、この日(11月16日)、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向け2015年9月期決算説明会を開催した。決算説明会資料から計算すると、第4四半期(7-9月期)のスマートフォンゲーム『ぼくとドラゴン』の売上高が前四半期比で141.6%増の11億0900万円と急拡大したことが明らかになった。月商ベースでは約1.5億円から約3.7億円に拡大したことになる。

決算説明会に臨んだ銭錕(センコン)社長(写真)は「『ぼくとドラゴン』は、ランキングが好調に推移している。ダウンロード数も200万を超えた。ゲーム内で実施するイベントが好評で、安定的に収益を上げることができている」と述べた。そして「まだやれることはたくさんあるので、こちらのタイトルに注力していく」とのこと。

また、ヒット要因について聞かれると、

(1)同じようなタイプのリアルタイムバトルが多くリリースされたが、絵のテイストで差別化がはかれたこと。ユーザーがアプリをとりあえずダウンロードするきっかけになった。
(2)クエストと呼ばれるレベルを上げるための作業がカジュアルゲームのようなスライムをなぞって倒すものに置き換えたこと。つまり、メインのゲームループの中に新しい体験が入れたことが良かった。、
(3)広告代理店出身者などプロモーションに長けたチームがいること。社長をはじめ広告代理店出身者が多く、費用対効果の高いプロモーションができたこと

をあげた。

今後のリリース計画については、ヒットタイトルを出したことで、開発者を採用して開発ラインを増やしていくのではなく、1タイトルずつじっくりと開発・運営を行っていく考えだ。その後、『ぼくとドラゴン』で得たノウハウと経験を活かして、新作の開発に取り組んでいくとのこと。ヒットタイトルが出たら、人を増やして投入タイトルを増やすという、スマートフォンゲーム会社とは一線を画す考え方といえよう。

なお、説明会の模様は後日、あらためて報じる予定だ。

 



 
(編集部 木村英彦)
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
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