【ゲーム株概況(12/3)】『パズルワンダーランド』事前登録10万人突破でKLabが買われる 新作発表のスクエニHDも堅調

12月3日の東京株式市場では、日経平均は小反発。前日比1.77円高の1万9939.9円で取り引きを終えた。前日の米国株安を受けて売り優勢で始まったものの、売り買い一巡後は前日終値近辺でのもみあいとなった。為替相場の円安や、日銀によるETF買い入れ期待などが相場を下支えしたという。ただ、欧州中央銀行理事会など重要イベントが控えていることもあり、様子見ムードの強い相場となった。

こうしたなか、手掛かり難から出遅れ銘柄や値動きの軽い軽量株に資金が向かいやすかった状況だったという。ゲーム関連株でいえば、クルーズ<2138>やシリコンスタジオ<3907>などが大幅高となるなどゲーム関連株の一角に買いが入ったようだ。

KLab<3656>が堅調な株価推移となった。同社は、12月2日の引け後、新作『パズルワンダーランド』の事前登録者数が10万人を突破したことを明らかにした。期待のオリジナルタイトルが順調に事前登録者を増やしていることが確認できたことで、リリース後の業績寄与への期待が高まっているようだ。

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また、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。12月2日の引け後、『ドラゴンクエストモンスターズ・ジョーカー3』を2016年3月24日に発売すると発表したことが材料視された模様だ。『星のドラゴンクエスト』がApp Storeに続き、Google Playの売上ランキングでもTOP10に復帰したことも支援材料となったようだ。

またエイチーム<3662>が続伸。同社は、12月2日の引け後、主力タイトル『ユニゾンリーグ』が国内外累計300万ダウンロードを達成したと発表した。これを記念したキャンペーンをゲーム内で展開しており、App Store売上ランキングでも順位を急上昇したことが材料視された模様だ。株価推移を見ると、決算への期待から株価が上昇していたこともあり、上値は限定的だった。

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■関連銘柄一覧

 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
企業データを見る
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
企業データを見る