ポールHD、3Qは売上高24%増、営業益38%増と大幅増収増益を達成 デバッグ・検証事業が国内外で好調 キュービストやSide Uk Limitedも寄与

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、12月4日、2016年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結業績を発表、売上高137億1600万円(前年同期比24.5%増)、営業利益19億2900万円(同38.7%増)、経常利益18億6900万円(同32.5%増)、四半期純利益11億1700万円(同52.5%増)となった。
 

各セグメント別の状況は以下の通り。

①デバッグ・検証事業…売上高111億3006万円(前年同期比31.2%増)、営業利益19億7832万円(同44.0%増)
6ヵ国11拠点体制の海外と国内グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームメーカーのグローバル展開サポートに努め、国内外において売上高が増加した。また、前期末より連結子会社となったキュービストや第2四半期連結会計期間より連結子会社となったSide Uk Limitedの売上高、利益が寄与するとともに、グループ内での相互送客を行った。

②ネット看視事業…売上高24億7309万円(同0.6%増)、営業利益は7,625千円(同87.4%減)
ネット企業各社がEコマース市場向け事業展開に積極的に取り組んでいることから、ネットショッピングサイト、ネットオークションサイト、フリマアプリにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関するエンドユーザーからの問い合わせ対応などの各種サポート業務の受注が増加した。ただ、一部顧客企業の業務縮小等による稼働率低下で減益となった。

③その他…売上高1億1335万円(同56.7%増)、営業損益7814万円の赤字(前年同期4802万円赤字)
Palabraにおいて、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供している。また、IMAidでは、医療人材紹介サービスを提供している。

業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高、営業利益とも4四半期ぶりの減少となった。ただ、前年同期比では大幅に増加しているほか、前期も第3四半期でマイナスに転じており、夏休み商戦やクリスマス商戦などゲーム業界の季節要因もある程度、考慮する必要がありそうだ。
 

なお、2016年1月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高178億8100万円(前期比21.2%増)、営業利益22億9300万円(同23.2%増)、経常利益23億400万円(同22.6%増)、当期純利益13億8700万円(同38.6%増)の見込み。
 

 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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