【SGN感謝祭】セガゲームス新作アプリ『蒼空のリベラシオン』は“操作性”が鍵を握る…空中コンボは爽快・痛快 主題歌はAKINO with bless4に決定


セガゲームス セガネットワークス カンパニーは、ファンイベント「セガネットワークス ファン感謝祭2015」を2015年12月6日(日)に、ベルサール秋葉原で開催。会場では、ゲームに出演中の人気声優陣や開発者によるトークショー、ゲームグッズの販売など、盛りだくさんな内容が行われた。

本稿では、先日電撃発表された今冬配信予定の新作アプリ『蒼空のリベラシオン』のステージイベントの模様を取材。当日は、福里済氏(株式会社プレイハート 開発プロデューサー)、福里隆氏(株式会社プレイハート 開発ディレクター )、五條隆将氏(運営ディレクター)が登場した。

 

■本邦初公開のPVも公開 セガゲームスの新作アプリは手軽で硬派な一本



▲福里済氏(写真中央)、福里隆氏(写真左 )、五條隆将氏(写真右)
 
本作は、帝国に侵略された王都を ー奪還すべく結成された「革命軍」を率いる主人公「ロラン」たちの冒険を描いた、2DアクションRPG。本作の最大の特徴は、2つのボタンの組合せで多彩な技を発動することができる“スキルセレクター”と、 敵を打ち上げ、攻撃を繋げていくことができる“空中コンボ”システムである。プレイヤーは、多彩な職業ユニットからパーティーを結成し、それぞれの特徴を活かしながら、強敵の待つ難関クエストに挑戦していく。ユニットの強さはもちろんだが、プレイヤーの操作スキルと職業の組み合わせが戦局を大きく左右する本格的なバトルを楽しめるとのこと。

開発は、2015年2月にセガゲームスと資本業務提携契約を締結した、プレイハートが担当。同社と言えば、福里済氏と福里隆氏による、ご兄弟でゲーム会社を経営されており、これまで『ゴールドリベリオンR』など複数のモバイルゲームを手掛けている。そして五條氏は、本作の特徴を「ゲーム機のコントローラーで遊ぶ感覚として、自由に移動や攻撃を操作できるように気を配った」と説明。なお、愛称は『ソクリベ』という。

ここで、本邦初公開となる最新プロモーションビデオが公開された。
 






 

▲コンシューマーゲームのコントローラーをイメージしたボタン配置により、直感的な操作性を実現。数多くのスキル発動に最適化された“スキルセレクター”により、複雑なコマンド操作なしで、多彩な技を、次々と繰り出せる。キャラクターの移動は、画面の好きなところでスワイプするだけ。
 
 
続いて、当日会場でも試遊できた実機プレイに移った。
 
▲ホーム画面。キャラクターをタップすることで、ボイス付きの様々なセリフを喋ってくれる。


▲ステージを選択するワールドマップ
 

▲出撃画面。キャラクターの頭身も細部までこだわられており、身長などの明確な違いがある。


▲バトル画面。前述した通り、移動はスワイプで左右に動いて、右側の赤いボタンが通常攻撃となる。基本的な流れは、通常攻撃を与えながら、横の黄色の4種類ある必殺技ボタンを取り入れながらコンボを決めていく。面白いのが、通常攻撃を押すことで、必殺技が切り替わっていくこと。そのため、攻撃の間に必殺技を取り入れるなど、かなりテクニカルな遊び方ができるのが特徴。


▲ボス戦。また、攻撃にひるまない強力なボス戦では、ブレイクゲージを削りきることで空中に打上げることが可能。どんなに強いボスでも、ブレイクさせれば逆転のチャンスが得られる。


▲ブレイク中のボス。空中に高く上がっているのが分かるだろう。今回の実機プレイでは残りの3人はNPCだが、実際のマルチプレイでは、仲間との連携を活かして、いかに空中でコンボを繋げていくのがポイントとなる。また、背景が暗転すると、ボスが強力な必殺技を発動してくるので、上手く避けながら対応していこう。



▲コンボを繋げていくとオーブを入手できるのだが、それが一定に溜まることで、さらに強力な必殺技が発動できる。滑らかなキャラクターの動きに加えて、ド派手なエフェクトは一見の価値あり。


▲ゲームでは、様々なプレイスタイルを可能にする5つの職業が用意されている。職業の特徴を最大限に活用しながら敵を打ち上げ、空中コンボをつなぐことで大ダメージが与えられる。なかでも、本作にはガードという概念がないため、装甲士と呼ばれる防御タイプの職業は、仲間を守るポジションとして重宝される。このように、全員が攻撃を繰り出してゴリ押しで倒していくゲーム性ではなく、ひとりひとりの役割をきちんと考慮していく戦略性も兼ね備えているタイトルだ。

 
続いて、キャラクター紹介に移った。本作には、豪華声優陣の起用が決まっている。
 






また、プロモーションビデオの主題曲には、様々なアニメを担当した人気ダンスボーカルユニット“AKINO with bless4”が担当する、本作のための描き下ろし新曲“OVERNIGHT REVOLUTION(インスト ver.)”が使用されることも発表。
 

気になるリリース時期は、今冬配信とのことだが、「年明け早いうちにリリースできれば。そんなに遠くない」と発言し、2016年1月〜2月ぐらいの配信が期待される。

イベントの最後にはそれぞれのコメントで締めくくられた。「今回の試遊ではソロパートだけですが、マルチにもこだわって作っています。ロビーのチャットや感情表現も多数存在するなど、ぜひ一緒に遊んでみてください」(福里隆氏)、「アクションゲームと格闘ゲームが大好きな弟が企画しています。ご期待ください」(福里済氏)、「リリース後はアクションゲームとして大会なども出来ればと思っています。みんなで面白いゲームを作っていきたいと思っているので、ご意見やご感想をお聞かせください」(五條隆将氏)。
 

▲筆者も会場で試遊させていただいたが、1ラインの横スクロールアクションゲームとして、気軽に爽快なコンボが叩き込めるのは好印象。通常攻撃と必殺技の切り返しなども、きちんと考えながら繰り出したり、いかに空中に上げたりするのかなど、毎回どのようにバトルを展開するのかが楽しめる内容となっており、まさにプレイヤーの操作性が問われるタイトルとなっている。また、ボイス付きのバトル画面は、とにもかくにも賑やかで笑みがこぼれる。
 

▲もちろんキャラクター同士の会話劇も収録。物語にも期待しよう。


なお、福里済氏と福里隆氏のおふたりは、以前「Social Game Info」でもインタビューを実施したことがある。時期の関係上、本作の詳細な開発秘話は無いものの、プレイハート側の開発体制やセガネットワークスとの取り組みについてお聞きしているので、併せてチェックしていただければ幸いだ。

【関連記事】
共同で新作ゲーム開発中のセガネットワークスとプレイハートが採用強化! 業務提携の経緯や両社が求める人物像などを訊く

 
(取材・文:編集部  原孝則)


​■『蒼空のリベラシオン』
 

© SEGA
株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
企業データを見る