エイチーム、『三国大戦スマッシュ!』の再成長に注力 8ヵ月に渡る大改修を経てKPI改善、月商数億円目指す

エイチーム<3662>は、本日(12月11日)、東京都内で機関投資家・証券アナリスト向けの第1四半期決算説明会を開催した。説明会に臨んだ林高生社長(写真)は、スマートフォンゲーム『三国大戦スマッシュ!』のプロモーション活動を強化していく方針を明らかにした。

 
『三国大戦スマッシュ!』とは
三国志をモチーフにした爽快ひっぱり大戦アクションバトルゲーム。 プレイヤーは三国志のキャラクターで部隊を編制し、乱舞や計略といった必殺技を駆使しながら攻略していく。ド迫力の超必殺技〈乱舞〉による爽快な演出や、PvPシステムによるランキングバトル、最大5人で戦いに挑める協力プレイなど緊張感のある白熱バトルが楽しめる作品だ。


林社長によると、『三国大戦スマッシュ!』は、当初、NHN Entertainmentと共同で「LINE」で提供する予定だったが、資本提携の解消に伴い、独自でリリースすることにしたという。リリース当初、KPIが想定した水準に達しなかったが、8ヵ月かけて大改修を行ったことが奏功し、「いい手ごたえのKPIが出ている」という。

第2四半期以降、大規模プロモーションを行い、『ユニゾンリーグ』や『ダービーインパクト』に続く柱に育てる考え。香港、台湾、マカオでのリリースも決定したが、「三国志という題材は、アジア圏で非常に受けがいい」ことから、繁体字圏での活躍も狙う。

 


取締役エンターテインメント事業本部長である中内之公氏は、目標について聞かれると、「目標は決めていないが、数カ月後には月商数億円規模、最低でも1億円を狙いたい。広告投資に関しては、常に回収率をチェックしながら変動させている。今の回収率は非常にいい状況だ。」とコメントし、今後の成長の期待を示した。「初期リリースというくらいのフェーズで投資を行っていく」。

なお、決算説明会の模様については後ほどレポートする予定。


【関連記事】
【速報】エイチーム、2Q連結業績予想を上方修正…営業益は3億円→5.5億円に 『ユニゾンリーグ』の海外売上が寄与 新作遅れで費用未消化も【追記・グラフ追加】


 
(編集部 木村英彦)
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
企業データを見る