IGポート、2Qは売上高0.2%減、営業益37.1%減と大幅減収に…主力の映像制作事業と出版事業の売り上げが減少 通期予想は据え置き

IGポート<3791>は、1月14日、2016年5月期の第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表、売上高40億6500万円(前年同期比0.2%減)、営業利益1億4800万円(同37.1%減)、経常利益1億4700万円(同50.5%減)、四半期純利益2500万円(同84.7%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①映像制作事業…売上高25億6537万円(前年同期比9.5%減)、セグメント損益1億7516万円の赤字(前年同期4110万円の赤字)
テレビ用アニメーション「ハイキュー!! セカンドシーズン」「進撃!巨人中学校」「フューチャーカード バディファイト100」「蒼穹のファフナー EXODUS」「終わりのセラフ」「探偵チームKZ(カッズ)事件ノート」など、舞台でのアニメパート「みつあみの神様」、ビデオ用アニメーション「黒子のバスケ」、その他ゲーム用・CM用のアニメーション、実写のドラマやCMを制作した。

②出版事業…売上高6億7165万円(前年同期比6.8%減)、セグメント利益1億4742万円(同20.6%増)
新刊は、月刊誌「コミックガーデン」など、「魔法使いの嫁 4巻」「PEACE MAKER 鐵 9巻」「にがくてあまい 11巻」など、定期月刊誌6点並びに新刊コミックス57点を刊行した。また、2015年9月26日より劇場公開した「ARIA The AVVENIRE」のパンフレット及び関連グッズが特に販売好調だった。

③版権事業…売上高6億3254万円(同65.0%増)、セグメント利益1億8003万円(同13.2%減)
「サイコパス シリーズ」「進撃の巨人」「宇宙戦艦ヤマト2199 シリーズ」「攻殻機動隊 シリーズ」「009 RE:CYBORG」などの二次利用による収益分配を計上した。

④その他事業…売上高1億9625万円(同45.7%増)、セグメント利益3932万円(前年同期913万円の赤字)
雑誌のイラスト描きやキャラクターの商品販売などの売り上げを計上した。

なお、2016年5月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高68億4200万円(前期比21.9%減)、営業利益2億5700万円(同4.0%減)、経常利益3億1700万円(同2.7%増)、最終利益1億8000万円の見込み。
 

 
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