ネオス、3Q営業益は前年同期4.39億円の赤字から0.19億円の黒字に転換 DMMゲームズと共同で『モンスター娘のいる日常 オンライン』を配信開始

ネオス<3627>は、1月14日、2016年2月期の第3四半期累計(3~11月)の連結業績を発表、売上高40億2600万円(前年同期比3.1%増)、営業利益1900万円(前年同期4億3900万円の赤字)、経常利益2400万円(同4億1500万円の赤字)、四半期純利益3300万円(同10億1900万円の赤字)と黒字転換しての着地となった。

 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①ソリューション事業…売上高27億6775万円(前年同期比6.8%増)
キャリア向けソリューションの落ち込みを補い、事業の安定成長を図るため、一般法人やサービスプロバイダーの顧客フィールドの拡大を推進し、Webソリューションに加え、スマートフォンやタブレット端末向けのソリューションにも幅広く取り組んだ。一般法人向けでは、ANAの国際線予約システムの案件や製薬・ヘルスケア事業者向けのシステム開発、アプリケーション開発などの案件などを手掛けた。サービスプロバイダー向けは、玩具メーカーのメガハウスの子ども向けタブレット端末「tap me 2(タップミー2)」のデバイス開発やアプリ開発、音楽・映像系サービス事業者向けのシステム開発、運用などを行った。

②プロダクト&サービス事業…売上高12億5846万円(同4.3%減)
キャリア端末向けソフトウェアライセンスビジネスや既存のモバイルコンテンツビジネスの減少を補い、新たなプロダクト&サービス事業を確立するために重点戦略分野を定め事業を推進した。その一つであるB2Bサービスは、クラウド同期型サービス「SMARTアドレス帳」の展開強化に加え、法人向けチャットサービス「SMART Message」の提供を開始し、主に大企業をターゲットに拡販展開を開始した。

また、コンテンツサービスにおける戦略分野は、付加価値が高くターゲットが明確な「キッズ&ゲーム」の展開に注力した。キッズジャンルにおいては、フジテレビKIDSや旺文社などの優れた教育コンテンツと同社グループがもつ開発力、アプリケーション技術力をあわせ、教育コンテンツの展開を行った。また、ゲームジャンルにおいては、オンラインゲーム『モンスター娘のいる日常 オンライン』をDMMゲームズと共同開発し、12月21日より配信開始した。

なお、2016年2月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高58億円(前期比8.7%増)、営業利益1億5000万円(前期4億1300万円の赤字)、経常利益1億5000万円(同3億7600万円の赤字)、当期純利益1億円(同9億8200万円の赤字)の見込み。