VOYAGE GROUPの子会社fluct、日本最大級のSSP「fluct」が米国Rocket Fuel社のDSPと接続を開始

VOYAGE GROUP<3688>の連結子会社fluctは、日本最大級のSSP「fluct」において、北米・欧州を中心にプログラマティック・マーケティング・プラットフォーム事業を展開するRocket Fuel社(本社:米国カリフォルニア州)のDSPと接続を開始したことを発表した。これによりSSP「fluct」と提携するメディアは、広告1表示(1インプレッション)ごとに、より最適化された広告配信が可能となる。

Rocket Fuel社は、ディスプレイをはじめ、モバイルやソーシャルなど、あらゆる広告チャネルに対応し、独自のAI(人工知能)技術とビッグデータにより、リアルタイムでターゲティング広告配信・自動最適化・リターゲティングなどを行うマーケティングプラットフォームを提供している。

fluctは、2008年からメディアの収益化に取り組み、SSP「fluct」のほか、「サイト運営者向けGoogle認定パートナー」として、サイト運営者向けに「Google AdSense」・プレミアムなサイト運営者向けに「Double Click Ad Exchange」なども活用し、7,000以上のメディアの広告収益最大化を行っている。さらに、2015年12月には、広告主がSSP「fluct」と提携するメディアの広告枠を直接買い付け、ターゲティング配信も可能な「fluct Direct Reach」を開始した。

Fluctでは今後、SSP「fluct」と提携する各メディアの特性や強みを活かした広告商材の開発や販売、SSPとダイレクトにつながっているからこそ実現可能な広告枠買付け機能の強化、そしてfraud検知(※1)やViewability計測(※2)などを通じたメディア・広告主双方にとって、より透明性の高いプラットフォームの提供に取り組んでいくとしている。

▼米国Rocket Fuel社 インターナショナルディレクター Yeojoon Yoon氏コメント
このたびSSP「fluct」と接続を完了させ、急成長中の日本のメディア市場におけるシェア拡大に取り組めることを非常に嬉しく思っています。Rocket Fuelは、3年ほど前に日本のクライアントの皆さまと日本市場に参入した世界有数のDSP企業です。今回のSSP「fluct」とRocket Fuelの接続によって、日本市場におけるシェアを拡大するとともに、広告配信の最適化と効果の拡大を促進してまいります。

※1) fraud検知:不正の検知のこと。
※2)Viewability(ビューアビリティ):広告掲載インプレッションのうち、実際にユーザーが閲覧できる状態にあったインプレッション(または広告掲載インプレッションに対する表示の割合)のこと。