【App Annie調査】「2015年アプリ市場総括レポート」を発表 LINE社がゲーム以外のアプリ世界収益ランキングでトップに


App Annieは、昨年1年間の世界のアプリ市場動向を総括した「2015年アプリ市場総括レポート」を発表した。 本レポートでは、 2015年の世界のアプリ市場の重要トレンド、 国別トップアプリやパブリッシャーのランキング等に関する情報を分析し提供している。

2015年のトレンドとして、 音楽や動画のストリーミングアプリの台頭、 アプリを通じたモバイルコマースの活性化、 相乗りアプリ及びタクシー配車アプリの流行などが挙げられる。 プラットフォームでは、 Google Playがダウンロード数、 iOSが収益でリードする構造は以前と変わらないものの、 iOSの国別ダウンロード数で中国が首位に立ったこと、 米国のダウンロード数シェアでGoogle PlayがiOSを上回ったことなど、 地域ごとに大きな変化もあった。 

パブリッシャーの世界収益ランキング(ゲームを除く)では、 LINE社が首位を獲得。同社のコミュニケーションアプリであるLINEは、 アプリの世界収益ランキングでは2位に、 世界ダウンロード数ランキングでは9位に入っている。一方ゲームの世界収益ランキングでは、 Mixi社のMonster Strikeが2位、 GungHo Online社のPuzzle&Dragonsが3位、 LINE社のDisney Tsum Tsumが10位にランクインした。

日本のトップパブリッシャーは、 ダウンロード数(ゲーム以外)でYahoo Japan、 ダウンロード数(ゲーム)と収益(ゲーム以外)でLINE、 収益(ゲーム)でMixiとなった。その他にパブリッシャーランキングでは、 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社、 株式会社バンダイナムコホールディングス、 ココネ株式会社、 株式会社スクウェア・エニックス、 セガサミーホールディングス株式会社といったパブリッシャーが上位にランクイン。 

『2015年アプリ市場総括レポート』の無料ダウンロードはこちらのURLから: 
http://go.appannie.com/report-app-annie-2015-retrospective-jp.html 

本レポートに含まれる内容を下記の通り一部紹介

■App StoreとGoogle Playの比較
・DL数はGoogle PlayがiOSの2倍、 収益はiOSがリードを拡大
・中国がiOSのDL数で米国を抜き、 収益も2014年から倍増
・Google Playが米国のDL数でiOSをリード

■注目のカテゴリやマネタイズ戦略
・相乗りアプリとタクシー配車アプリ:中国、 メキシコ、 ブラジルで利用が急増
・マッチング系アプリのマネタイズ:Tinderのサブスクリプションモデルが成功
・動画ストリーミング:YouTubeをはじめとする大手参入による競争激化
・音楽ストリーミング:グローバル企業とローカル企業がともに収益を拡大
・モバイルコマース:市場ごとに大きく異なる販売チャネル

■モバイルゲームの進化
・ゲームの競争が激化し、 成熟サイクルが加速
・アジアのコアゲーム:プレイヤーから時間とお金を引き出す没入型ゲーム

■アプリの次なるフロンティア
・軌道に乗るウェアラブルおよびテレビ向けアプリ国別のトップアプリとパブリッシャー

 
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