ベクター、第3四半期は18%減収・赤字幅拡大…オンラインゲームの不振続く

ベクター<2656>は、1月22日、第3四半期(2015年4~12月期)の決算を発表し、営業収益11億3700万円(前年同期比17.9%減)、営業損益9900万円の赤字(前年同期2600万円の赤字)、経常損益9800万円の赤字(同1900万円の赤字)、最終損益9900万円の赤字(同500万円の赤字)だった。

 


同社では、オンラインゲーム事業においては、採算面が厳しい複数のゲームタイトルの終了を発表した一方、新規タイトルのサービスを開始したが、新規タイトルが終了予定のゲームタイトルの落ち込みを埋めることはできなかった、としている。クライアントダウンロード型オンラインゲームは、4タイトルから2タイトル減らし、2タイトルに、ブラウザゲームは7タイトルから3タイトル減らし、4タイトル増やしたことで8タイトルとなった。スマートフォンゲームについては、『アルカナ・マギア』と『だいすきナンプ レ!』の2タイトルを運営している。このほか、ソフトウェア販売事業については、需要の縮小トレンドに加え、パソコンの出荷台数の低迷が影響したとのこと。

各セグメントごとの販売状況は以下のとおり。
 

2016年3月期は、営業収益16億1000万円(前期比10.4%減)、営業損益1億0200万円の赤字(前期3100万円の赤字)、経常損益1億0100万円の赤字(同2000万円の赤字)、最終損益1億0300万円の赤字(同2900万円の赤字)を見込む。

 
株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
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