サイバーエージェント、1Qは売上高16%増、営業利益3%増…ネイティブゲームがけん引し、ゲーム事業は84%の営業増益 QonQでは利益が倍増【グラフ追加・追記】

サイバーエージェント<4751>は、1月28日、2016年9月期の第1四半期(10~12月)の連結業績を発表、売上高740億円(前年同期比16.7%増)、営業利益129億円(同3.6%増)、経常利益128億円(同0.9%増)、四半期純利益59億円(同7.0%減)となった。
 

セグメント別の状況は以下の通り。

①メディア事業
動画事業等への先行投資を開始したものの「Ameba」の運用改善等により、売上高は58億1900万円(前年同期比4.1%減)、営業損益は6億8300万円の利益計上(前年同期比115.6%増)となった。

②ゲーム事業
ネイティブゲームがけん引し、売上高は297億5400万円(前年同期比50.7%増)、営業損益は88億3600万円の利益計上(前年同期比84.9%増)となった。

③インターネット広告事業
スマートフォン向けのインフィード広告や動画広告の順調な販売等により、売上高は392億9300万円(前年同期比17.8%増)、営業損益は33億5900万円の利益計上(前年同期比16.5%増)となった。

④投資育成事業
保有株式の売却等により、売上高は3億6700万円(前年同期比93.5%減)、営業損益は9000万円の利益計上(前年同期比98.1%減)となった。

⑤その他事業
シーエー・モバイル、ウエディングパーク等が属しており、売上高は40億7000万円(前年同期比0.1%増)、営業損益は3億8000万円の利益計上(前年同期比1,917.3%増)となった。

■QonQでは増収、各利益項目は倍増以上の増益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比6.9%増、営業利益は同2.2倍、経常利益は同2.5倍、四半期純利益は同2.3倍での着地となった。ただこれは前四半期に決算インセンティブとして34.9億円を計上した反動も影響している。
 

■2016年9月期見通し
2016年9月期の連結業績見通しは、従来予想から変更なく、売上高3000億円(前期比17.9%増)、営業利益280億円(同14.5%減)、経常利益274億円(同15.2%減)、当期純利益140億円(同5.4%減)の見込み。
 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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