【ゲーム株概況(2/1)】好決算、増配発表でイマジニアがS高 KLabは昨年12月以来の800円台を回復 ドリコムは利益確定の売りに押される
2月1日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比346.93円高の1万7865.23円で取引を終えた。日銀のマイナス金利政策発表を契機に為替の円安推移が続いており、輸出関連株などを中心に買い優勢の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に強含みの動きが目立つ中で、イマジニア<4644>が朝方からストップ高となるなど強さを見せた。イマジニアは、前週末に2016年3月期の第3四半期決算を発表しており、2ケタ超の大幅増収増益を達成(関連記事)したほか、期末配当予想を従来予想の12円に創業30周年記念配当10円を加えた22円に修正すると発表したことが材料視されたようだ。
また、KLab<3656>が上げ幅を拡大して7日続伸となり、終値ベースで昨年12月30日以来となる800円台を回復した。KLabは、ブシロードと共同開発タイトル『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』において、「ラブライブ!サンシャイン!!」のスクールアイドルグループ「Aqours(アクア)」のRカードを先行配信したことを発表(関連記事)していることも新たな株価刺激材料となったもよう。
ほか、明日決算発表を控えるガンホー<3765>を含めて、ミクシィ<2121>やコロプラ<3668>など主力株は総じてしっかり。
半面、オルトプラス<3672>やenish<3667>の下げがきつく、前週末は決算発表を受けてストップ高まで買われたドリコム<3793>も利益確定の売りに押された。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- イマジニア株式会社
- 設立
- 1986年1月
- 代表者
- 代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高66億4000万円、営業利益5億9600万円、経常利益9億3200万円、最終利益6億1000万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4644