ユナイテッド、第3四半期の営業益は501%増の13億円に急拡大 投資先のIPOで アプリ事業も3Qは増収に転じる

ユナイテッド<2497>は、2月3日、第3四半期(2015年4~12月期)の連結を発表し、売上高80億2500万円(前年同期比31.6%増)、営業利益13億2000万円(同501.4%増)、経常利益14億8500万円(同215.9%増)、最終利益14億0300万円(同98.0%増)と大幅な増益となった。

 


同社では、インベストメント事業において、富士山マガジンサービスなど投資先企業が上場し、株式売却益が計上されたことにより、売上と利益が大きく伸びた、としている。このほか、スマートフォンアプリ事業は収益の飛躍を目指して事業構造転換を進める一方、アドテク事業は引き続き堅調に推移したという。

(イ)メディア事業
スマートフォンアプリ事業については、グループにおける注力事業の一つと位置づけており、積極的に経営資源を投入してきた。積極投資サービスとして注力している「アイドル応援アプリ『CHEERZ(チアーズ)』」と、『クラッシュフィーバー』など「ネイティブソーシャルゲーム」が成長し、収益の飛躍を目指して取り組んでいる事業構造の転換が進んだとのこと。売上高は19億9400万円(同20.3%減)、セグメント損益は3億1100万円の赤字(前年同四半期は2億1700万円の黒字)だった。メディア事業は減収・赤字転落だが、第3四半期から反転に転じたとのこと。
 


(ロ)広告事業
アドテク事業は、市場の伸びが大きいスマートフォン領域に特化しており、市場の盛り上がりに加えて一部先行投資の効果もあって成長が加速しているという。売上高は43億5100万円(同22.3%増)、セグメント利益3億8400万円(同9.2%増)だった。


(ハ)インベストメント事業
投資先の上場等に伴う営業投資有価証券の売却やファンド運用損益の計上等があった。売上高は17億3800万円(同1536.6%増)、セグメント利益16億5800万円(同2458.1%増)だった。


 
■2016年3月期の見通し

2016年3月通期は、売上高115~135億円(前期比38.0%~62.0%増)、営業利益15~20億円(同304.3%~439.1%増)を見込む。

 
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
企業データを見る