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【DeNA決算説明会】国内ゲームはアプリが伸長、海外は中国『ガンコレ』の4Q貢献に期待 新規事業は「キューレーションPF」が収益化候補に

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ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、2月5日、東京都内で2016年3月期の第3四半期(4~12月)の決算説明会を開催した。説明会に先駆けて発表された第3四半期の連結決算は、売上収益1087億円(前年同期比2%増)、営業利益146億円(同27%減)、最終利益83億円(同33%減)と増収減益での着地となった。

これを第3四半期期間(10~12月)で見ると、売上収益338億円(前年同期比2%減、前四半期比9%減)、営業利益46億円(同36%減、同55%減)との四半期推移(QonQ)では減収減益だった。

決算説明会では、同社の守安功代表取締役社長兼CEO(写真)が一通り説明を行い、その後に質疑応答が行われた。質疑応答では、任天堂<7974>との協業についてや、今回多くの情報が公開された新規事業についてなど多彩な質問が行われた。その質疑応答の内容なども踏まえつつ、会見の様子をまとめてみた。
 

■3Qは新作リリースに伴う販促費が増加


あらためて第3四半期期間の業績に注目すると、売上収益についてはQonQで減収となったものの、これはプロ野球のシーズンオフに伴うスポーツ事業の減収がストレートに影響したもので、特に気に留める必要はなさそうだ。むしろ売上収益は、前年同期と比べてゲーム事業が減少し、新規事業が増加しているところが注目のポイントと言えそうだ。この詳細については、各事業ごとの項目で取り上げたい。

一方、営業利益(セグメント利益)については、スポーツ事業が前述のプロ野球のシーズンオフの影響でマイナスとなっているほか、ゲーム事業も減少している。これは「新作のリリースに伴う販売促進費が膨らんだ」(守安社長)ことも影響しているとのことだ。
 

前述の販売促進費の増加が見て取れるのが四半期ごとの費用構成だ。第3四半期期間は販促費・広告費が第2四半期の31億円から41億円に増加している。これは新作ゲームタイトルに加え、新規事業のキュレーションプラットフォーム事業において、女性向けファッションの「MERY」の広告宣伝を積極的におこなったことも増加の要因となっている。
 

続いてセグメントごとの状況だが、今回はゲーム事業と新規事業にスポットを当てて見てみよう。ゲーム事業については、アプリコインの消費が国内で順調に拡大している。これは内製・協業アプリの成長に加え、サードパーティであるCygamesの『グランブルーファンタジー』の好調も寄与したとのことだ。
 

内製・協業アプリについては、有力IPを活用したアプリで中長期的な安定を図りつつ、自社オリジナルタイトルのヒット創出を狙う戦略に取り組んでいる。なお、IPタイトルは直近で、『アイカツ!フォトonステージ!!』がリリース(関連記事)、『ONE PIECE サウザンドストーム』も2016年リリースに向けて準備が着々と進んでいる。
※いずれもパブリッシャーはバンダイナムコエンターテインメント
 

一方、海外については、「想定のようには進んではいない」(守安社長)としていたが、第3四半期は中国での収益改善が若干進んでいる。なお、中国では1月15日より『GUNDAM CARD COLLECTION ガンダム決戦』(提供元:バンダイナムコエンターテインメント)を配信開始(関連記事)しており、第4四半期でさらなる収益改善が進むことが期待されている。

なお、欧米は、今年度はタイトルのリリースは予定されていないものの、「来年度2本のタイトルをリリースする」(守安社長)としていた。
 

任天堂<7974>との協業は、基本的な方針は変更なしという状況だ。任天堂が先日発表していたが、『Miitomo(ミートモ)』の事前登録は2月17日から開始となり、国内は3月中旬、欧米などその他15カ国は3月中の配信開始を予定している。

なお、2016年度末までに5本程度のリリースを予定しているが、それ以降についても「話はしている」(守安社長)とのこと。ただ、現時点では何も公表することはできないともしていた。
 
 

■キューレーションプラットフォームの「MERY」はCM効果でDAUが200万人くらいに伸長


続いて新規事業についてだが、現在、「IP創出プロジェクト」「モバイルサービス」「オートモーティブ」「ヘルスケア」「キューレーションプラットフォーム」という5つのプレジェクトが進行している。中で最も手応えを感じているのは「キューレーションプラットフォーム」のようだ。

同社のキューレーションプラットフォームは、女性向けファッションの「MERY」、住まい・インテリアの「iemo」、旅行の「Find Travel」など、現在10個のサイトが運営されている。特に「MERY」は、MAU(月間アクティブユーザー数)が2000万人となっており、直近は昨年12月に実施したTVCMの効果でDAU(日次アクティブユーザー数)200万人くらいに伸びてきているという。

守安社長は「マネタイズは、まずは広告からとなるが、その後は気に入った商品があったら買える、予約が取れるなど仕組みを変えて、会員ビジネスなども考えていきたい」としていた。

ちなみに来年度は、「上期は広告など費用が先行するものの、下期に収益化できれば」(守安社長)とのことだ。
 
 

■通期予想に任天堂との協業タイトルは織り込まず


なお、2016年3月期の連結業績予想は、売上収益1437億円(前期比0.9%増)、営業利益199億円(同19%減)、最終利益149億円(同21%減)で、第4四半期期間(1~3月)は売上収益350億円(前四半期比4%増)、営業利益52億円(同58%増)の見込み。任天堂との協業タイトルは3月リリース予定のため、この業績予想には織り込まれていない。

また、横浜スタジアムの連結化に伴う影響(負ののれんの発生なども含む)も留意しておきたい。
 


■まとめ


スポーツ事業の季節要因による四半期ごとの変動が大きく、全体業績のQonQ推移では分かりづらいが、国内外のコイン消費の状況などを見ると、ゲーム事業は確かにこれまで続いていた減少トレンドに変化の兆しが見え始めたような印象だ。ただ、まだ明確に下げ止まったと言えるかどうかは次の第4四半期を見て判断する必要があるだろう。

また、キューレーションプラットフォームが事業として芽が出そうな状況となってきたことは明るい材料だ。まだまだ、マネタイズに向けて課題は多いと思われるが、今後どう育てていくのか見守りたい。
 
(編集部:柴田正之)

 
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企業情報(株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA))

会社名 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
URL http://dena.jp/
設立 1999年3月
代表者 守安 功
決算期 3月
直近業績 売上収益1437億円、営業利益198億円、最終利益113億円(2016年3月期)
上場区分 東証一部
証券コード 2432

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