
【速報(2)】KLab、アメリカスタジオを閉鎖、Glee減損、国内IPを使ったゲームを世界展開へ フィリピン子会社は成長センターを目指す

『Glee Forever!』は、アプリのベースとなる部分については、日本で開発し、UIや表現、演出はアメリカが担当するという意味での共同開発だったそうだ。2億6200万円の減損処理を行い、「欧米IP(知的財産権)を使った欧米向けの新規ゲームアプリ開発からはいったん撤退する」。欧米で人気IPを活用したゲームアプリの開発の難しさを痛感したという。

その一方で、国内IPを活用した『BLEACH Brave Souls』は、アメリカはもちろん、フランス、ドイツ、イギリスなどのアプリストアの売上ランキングで上位に入るなど好調なスタートとなった。さらに英語版『スクフェス』も10~12月期は過去最高の売上だった。今後は原点回帰し、日本のIPを活用したゲームアプリを使って、アジアを中心として世界展開を図っていく考えだ。

また、グローバル戦略上のフィリピン子会社KLab Cyscorpionsの位置付けも変わるとのこと。これまでKLabの展開するゲームアプリのオフショア開発拠点として機能していたが、近年、フィリピン経済の成長が著しいことを鑑み、フィリピン国内向けの新規事業にも着手する。フィリピンの経済成長を取り込み、KLabの新しい成長エンジンとなることを目指す。
このほか、決算説明会では、ゲーム開発方針についての新しい発表など興味深い発表が行われた。その模様は後日、改めてレポートする。
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企業情報(KLab株式会社)
会社名 | KLab株式会社 |
---|---|
URL | http://www.klab.com/jp/ |
設立 | 2000年8月 |
代表者 | 真田哲弥 |
決算期 | 12月 |
直近業績 | 売上高195億6600万円、営業利益12億7400万円、経常利益8億3000万円、当期純損益8億1400万円の赤字(2016年12月期) |
上場区分 | 東証一部 |
証券コード | 3656 |
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