本イベントは主にアミューズメント筐体やプライズ商品が展示されているが、近年ではスマートフォンゲームに関連した展示も出てきている。「Social Game Info」では、一部ゲーム会社(またはスマホゲームのコンテンツを扱う企業)のブースを取材してきた。
スマホアプリと連動できる『パワプロ』
世界中で人気のある音楽ゲームアプリ『Cytus』のAMマシン化
これまでのJAEPOでは『モンスターストライク MULTI BURST』やアーケード版『ディズニー ツムツム』を発表してきたコナミデジタルエンタテインメントは、アプリとも連動できるアミューズメントマシン『実況パワフルプロ野球 BALL☆SPARK』を展示した。
『実況パワフルプロ野球 BALL☆SPARK』では野球ボールを模したコントローラー「パワボール」で投球、バッティングや走塁などの操作することで対戦が行え、大画面や迫力ある実況でパワプロを楽しむことができる。また、アプリ内で表示できるQRコードを読み込むことで、自身が育成した選手を使用することも可能だそうだ。本筐体は年内の稼働を予定している。
▲スマホアプリ版で育てたマイチームで遊ぶことができる。
▲店舗内だけでなく、全国のプレイヤーとも対戦をすることができる。
一時的な強化スキル「パワスパーク」などの独自の新要素も実装されている。
▲本筐体の特徴といえるボール型コントローラー「パワボール」
家庭用やスマホアプリ版とは違った操作感を体験できる。
▲ヒーローインタビューなど、スマホアプリ版にはない演出も本作では実装されている。
また、コラボキャラは実装されないが、育成選手の見た目もしっかり反映されている。
その他にも、カプコンブースではレイアーク社の協力を得て開発された『CytusΩ』が展示されていた。
『Cytus』は2012年1月に有料アプリとしてレイアーク社よりリリースされ、世界中で人気を博している作品だ。本作はその『Cytus』のゲーム性や世界観は継承しつつ、アミューズメントマシンならではの迫力や機能を加えたものであり、音楽ゲーム史上最高の性能と美しさを実現しているとのこと。本筐体は2016年夏からの稼働を予定している。
▲独特な形をした筐体による立体音響で楽しめるのが本作の特徴だ。
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二次展開の足がかりとして…スマホゲーム発のプライズ商品が増加
JAEPO2016では全国のアミューズメント施設に展開予定のプライズ商品も各社より展示されていた。定番のキャラクターグッズの中には、スマートフォンゲーム発の作品も多く見られた。
増加の背景をプライズ販売関係者に聞いてみると、昨今ではスマホゲームタイトルの二次展開の流れがある中、モバイルゲームを主体としている企業では生産や流通ラインの確保が困難であり、その足がかりとして既に販路が確立されているAMプライズ販売企業と取り組むケースが増えたのではとのこと。
本稿でレポートした作品以外にも『グランブルーファンタジー』などの展示もされており、アニメ化などのクロスメディア展開も増えている中、今後もスマホゲームタイトル発の商品は増えていきそうだ。
■アイドルマスター シンデレラガールズ
■アイドリッシュセブン
■あんさんぶるスターズ!
▲アニメ化が決定している「あんスタ」は複数のメーカーから発売される。
■ねこあつめ
■白猫プロジェクト
■モンスターストライク
▲アニメ版キャラクター「オラゴン」の等身大ぬいぐるみ。
■ディバインゲート
▲プライズオリジナルのデフォルメキーホルダー。
■パズル&ドラゴンズ
▲プライズでは2年以上前から展開しているパズドラ。フィギュアもかなり精巧だ。
■SHOW BY ROCK!!
■刀剣乱舞
■ラブライブ!
▲プライズでも人気の『ラブライブ!』は劇場版挿入歌のライブ衣装フィギュアだ。