【ゲーム株概況(2/24)】新作登場のミクシィが堅調、地方観光振興団体参画のモバファクも6日続伸、連騰のマイネットは高値更新も上げ幅縮小

2月24日の東京株式市場では、日経平均株価は続落。終値は、前日比136.26円安の1万5915.79円と再び1万6000円台を割り込んだ。為替のドル安/円高を受けて、主力の輸出関連株を中心に売り優勢となり、一時は300円近い値下がりとなる場面もあった。また原油の原産期待の後退を背景とする原油安の進行や、欧州の景気動向への懸念、中国による南シナ海・西沙諸島への対地食うミサイルの配備など地政学的リスクも意識された。

こうしたなか、ゲーム関連株は高安マチマチ。個人投資家の多い新興市場銘柄が買われたものの、「フィンテック」と「ビットコイン」をキーワードとする銘柄に物色が集中したため、ゲーム関連への買いは限定的だった。

モバイルファクトリー<3912>が6日続伸。同社は、この日、HISが発起人となって設立される「地方創生・観光プロモーションコンソーシアム」に参画すると発表しており、これが手がかり材料視されたようだ。各地方自治体などの観光情報を一本化し、国内外の観光局にクーポンサイト・アプリ『H.I.S.クーポン』を活用してデジタル媒体として提供するとのこと。

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またミクシィ<2121>も堅調だった。この日、新作アプリ『マーベル ツムツム』をリリースしたことが好感された。映画『アベンジャーズ』シリーズでもおなじみの「MARVEL(マーベル)」ヒーローたちが「TSUM TSUM(ツムツム)」となって登場する簡単パズルゲーム。事前登録が15万人を超えるなど前評判の高いタイトルで、業績への貢献も期待されたようだ。

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なお、ここ最近、連日の大幅高となっていたマイネット<3928>は前日比60円高の5360円で取り引きを終えた。この日は一時6100円まで買われる場面があったが、過熱感も意識されており、上値では利益確定の売りに押された模様だ。


他方、ミストウォーカーとの新作を共同開発すると発表し、連日の大幅高となったシリコンスタジオ<3907>はこの日は利食い売りに押された。

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■ゲーム関連銘柄
 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
企業データを見る
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る