【連載】『消滅都市』元世界王者の消滅亭やまはんがランキングイベントを総括ー第6回「画竜点睛」総合トップ100の人気タマシイを発表

ドラマチックアクションRPGとして人気を博し、現在、600万ダウンロードを突破した『消滅都市』。同タイトルにおいて、2015年4月に行われた初のオフラインイベント「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝したトッププレイヤー「消滅亭やまはん」が、ゲーム内で定期的に行われているランキングイベントの結果からキーとなったポイントを分析していく。
Wright Flyer Studiosの『消滅都市』において、2月16日~2月21日の期間、開催されていたランキングイベント「画竜点睛」。本稿では、今回のイベントにおいて「総合トップ100」で使われたタマシイや、ランキングを通しての総括をしていく。


■イベント期間
2016年2月16日(火)20:00~2月21日(日)22:59

●ランキングイベントとは?
期間限定で開催される特別クエスト。クリア時に獲得できる「スコア」で、自身の割り振られたグループや、全国のユーザーと競い合うイベントとなっている。獲得したスコアや、最終的なグループ順位に応じて、「フクザワ」や限定タマシイをゲットするために必要な「ガチャ券」などの報酬が手に入る。なお、今回は1グループ400人前後での開催となった。


■票数ではアヤノとミクが接戦も結果には大きな違いが!

まずは、今回「総合トップ100」の中で使われていたリーダータマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気リーダータマシイランキング


1位(44票)    秘めたる花言葉 アヤノ
2位(40票)    エレクトロディーヴァ 初音ミク
3位(11票)    鬼道を司る女王 卑弥呼
4位(3票)      ハートフルキューピッド サトミ
5位(2票)      必殺の花嫁 チアキ
6位(1票)      エレクトロエンジェル 初音ミク

(計101票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

1位の「秘めたる花言葉 アヤノ(以下、木変異アヤノ)」が44票、2位の「エレクトロディーヴァ 初音ミク(以下、木変異ミク)」が40票と、かなりの接戦。どちらのタマシイもリーダースキルの効果が「HP80%以上の時、木属性タマシイの攻撃力が3.2倍」だったことから、今回のランキングでは、最初から大きな倍率を掛けられるキャラが人気だったと見て間違いなさそうだ。




票数では木変異アヤノが僅かに上回っていたものの、「総合トップ100」のリーダーを上から見ていくと1位~19位までが全て木変異ミクと、結果には大きな違いが生まれた。「総合トップ100」の上位を占めたにも関わらず木変異ミクの票数が少なかったのは、単純に登場したばかりのタマシイで所持者が少なかったという点も影響しているだろう。

両タマシイのスキルを見比べてみると、「自分の攻撃力×5倍の木属性攻撃を行う」という部分こそ共通しているが、プラスアルファで付随する効果が異なる。これは、あくまでも今回のランキングで、よりハイスコアを獲得することを考えたときにだが、木変異アヤノの「HPを10000回復」より、木変異ミクの「チェインを5プラスする」という効果の方が、クリアタイムを縮めるうえで大きな要因となったに違いない。



そのほか、倍率で言えば、現在ゲーム内で最高となる「味方タマシイの攻撃力3.5倍」を誇る「恐怖の予言者 ノストラダムス」もいるが、こちらはリーダースキルの発動条件にHPのMAX維持が必要なため、敵からの毒攻撃などに苦しめられた模様。




■ジョウマ&シズカで「ずっと俺のターン」!?

続いて、「総合トップ100」の中で使われていたサブタマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気サブタマシイランキング


1位(各101票)     神の手 ジョウマ
          狂演の主催者 マッドハッター

2位(97票)    屈強の尖兵 グンタ
3位(88票)    神の踊り手 シズカ
4位(7票)      花に愛されし家元 サユリ
6位(6票)      崩壊体 ホシ
7位(3票)      不屈の守護者 リョウコ
8位(1票)      常盤のポート・エレン

(計404票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

サブタマシイは、スフィア変換と飛行のスキルを併せ持つ「神の手 ジョウマ」と、敵に30%の割合ダメージを与えるスキルを持つ「狂演の主催者 マッドハッター」が101票で1位同着。

これまで人気の高かった、スフィア変換なしの飛行スキルを使える「死神 スズメバチ」や、闇属性ではあるが敵に35%の割合ダメージを与えられる「超存在 タイヨウ」の使用者が1人もいないことを考えると、クエストを開始してからクリアするまで、なるべく攻撃を途切れさせず、コンスタントにダメージを与える必要があったことが伺える。

そんな中、敵の弱点属性を付けないにも関わらず使用者が多かったのが「神の踊り手 シズカ(以下、シズカ)」だ。



シズカの持つ「敵の攻撃ゲージをストップする」というスキルを使っている間に、一定のポイントで飛行のスキルを使えば飛行時間を延ばせることは既によく知られているだろう。さらに今回のランキングでは、先述した通り、攻撃を途切れさせないことが理想的だった。そのため、シズカのスキル効果で敵の攻撃に遅延が掛かっている間にチェイン数を稼いでフィーバーに入って攻撃回数を稼いだりと、単体でスキルを使ったときに得られる恩恵も大きかった。




また、スキルが発動可能になるターン数を考えたときに、同じく敵の攻撃を遅延させるスキルを持つ「崩壊体 ホシ」や「きぐるみ師 ナツキ」よりも扱いやすく、有効打となる木属性タマシイの攻撃の回転率を速められるという部分で、シズカがここまでの人気を得らたと考えられる。




■ランキングイベント「画竜点睛」を筆者が総括

これまで、シズカのように敵の攻撃を遅らせるスキルは、走行時間が増えてしまうため、タイムが重視されるランキングイベントではどうしても敬遠されがちだった。それは、敵の攻撃を遅延して走っている時間があるなら、飛行やチェインアップのスキルを使ってさっさとフィーバーに入ってしまい、敵を倒すというパターンが定石となっていたからだ。

しかし、今回のランキングでは、2戦目に防御力の高い「画竜点睛を欠くミライ」、3戦目にHPの多い「画竜点睛を書くミライ」が出現したため、どうしても撃破に時間を要してしまった。リーダーやフレンドに木変異ミクを選択していた場合、木変異ミクのスキルがチェインアップの効果を兼ねられるため、ここでチェイン数を増やしすぎるとBOSS戦で頭打ちとなりフィーバーに入ることができない。そのため、なるべくチェイン数を抑えた形で攻撃回数を稼ぐとなると、ジョウマとシズカの組み合わせがベストだったのではないだろうか。

一辺倒な編成に捕らわれず、今回のように、クエストの内容よって有効なタマシイが思わぬところに潜んでいる可能性があるという点は、今後も心に留めておきたい。

 

■著者 : 消滅亭やまはん
「寝ても覚めても『消滅都市』」をモットーに生きるプレイヤー兼編集者。『消滅都市』歴1年8ヶ月。ゲームを始めてすぐに「伝説の刑事 リョウコ」に出会い、恋に落ちる。その後、「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝し、「唯一帝 ナポレオン」を所持する世界で唯一のプレイヤーとなった。

■バックナンバー
第1回「コール ミー クイーン!」総合トップ100の人気タマシイを発表
第2回「守るために ver.1.1」総合トップ100の人気タマシイを発表
第3回「最高の笑顔を」総合トップ100の人気タマシイを発表
第4回「おひるね猫奇譚」総合トップ100の人気タマシイを発表
第5回「天使の微笑み」総合トップ100の人気タマシイを発表


 
■『消滅都市』
  

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2014年2月
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代表取締役社長 柳原 陽太
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