ユークス、16年1月期は営業益2.3倍と大幅な増益を達成 「WWE 2K16」が海外で好調 モバイルコンテンツのロイヤリティ収入も寄与

ユークス<4334>は、3月11日、2016年1月期の連結決算を発表、売上高52億7700万円(前年同期比24.4%増)、営業利益12億5600万円(同2.3倍)、経常利益13億200万円(同2.2倍)、当期純利益8億1500万円(同2.5倍)となった。
 

デジタルコンテンツ事業におけるゲームソフト分野において、受託ソフトでは、同社の代表作となるアメリカの人気プロレス団体WWE(World Wrestling Entertainment)をモデルにしたシリーズ最新作「WWE 2K16」(Xbox One・PS4・Xbox 360・PS3)が2015年10月より海外にて発売され、好調に推移した。自社ソフトでは、ダウンロード販売となるロボットファイティング/ボクシングゲーム「REAL STEEL」(Xbox LIVE・PlayStation Network用:2011年10月配信開始)が、引き続き堅調だった。

モバイルコンテンツ分野は、配信中の受託タイトルが軟調に推移したものの、ロイヤリティ収入が引き続き売り上げに寄与した。

パチンコ・パチスロ分野は、5タイトルの画像開発プロジェクトが終了。また、サミーから受託の「パチスロ北斗の拳 強敵」は出荷台数が好調に推移しており、ロイヤリティ収入が発生した。

さらに、新たにゲーム業界の実力プロデューサーである内田明理氏を迎え、ウチダラボを立ち上げた。その企画第一弾として、映像やモーションキャプチャー技術を駆使したキャラクターコンテンツプロジェクト「AR PERFORMERS」を進めている。

なお、2017年1月期通期の見通しについては、売上高43億8700万円(前期比18.5%減)、営業利益4億1600万円(同66.9%減)、経常利益4億3200万円(同66.8%減)、当期純利益2億8100万円(同65.6%減)と減収減益の見込みとしている。
 
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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