メディアドゥ<3678>は、4月7日、米国に電子書籍の取次・配信業務を行う子会社を設立することを発表した。
同社は、海外での事業展開を成長戦略の柱のひとつとして位置付けている。これまでの海外展開においては、電子書籍コンテンツの輸出業務として、LINE Book Distributionによる台湾版「LINEマンガ」、北米の各電子書店、OverDive社経由での電子図書館、米国定額制電子書店「Scribd」などへのコンテンツ提供などのほか、それらの輸出業務を支えるインフラとしてAmazonなおの電子書店とのシステム連携を行ってきた。
しかし、海外マーケットにおいて、北米を中心とした電子書店などへの電子書籍配信業務に加え、国内ノウハウを活用した新たな事業拡大を推進するうえでは現地拠点による迅速かつ効率的な事業活動が必要であると判断し、新たに現地法人を設立することになったという。
なお、今回の発表による2017年2月期業績に与える影響は軽微である見込みとしているが、今後、業績に重大な影響が生じる場合には、速やかに開示するとしている。
＜米国子会社の概要＞
会社名：Media Do International, Inc.
代表者：塩濵 大平（予定）
本社所在地：米国カリフォルニア州サンディエゴ市
設立年月日：2016年6月（予定）
事業の内容：電子書籍の取次・配信業務
資本金：120万米ドル（予定）
出資比率：メディアドゥ100％
