ランサーズ「フリーランス実態調査2016年版」を発表 フリーランスの数は昨年度対比で17%増加の1,064万人 7人に1人はオンラインで仕事獲得

日本最大級のクラウドソーシングサービス・ランサーズは、全国の20-69歳男女(3,000人)を対象に「フリーランス実態調査」を実施した。

本調査では、日本における広義のフリーランス数が1,064万人に達し、昨年度対比で17%増加。また、その45%が「自由」な働き方が出来ることがモチベーションだと回答しており、多様な働き方を望む人々が、フリーランスとしての働き方に関心をもち、実際に行動していることが明らかになった。


◆広義のフリーランスは1,064万人(労働力人口の16%)に増加


ランサーズは、過去12ヶ月に仕事の対価として報酬を得た全国の20-69歳男女(3,000人)を対象に「フリーランス実態調査」(2016年版) を実施。今年二年目となる調査では、広義のフリーランスの数が1,064万人と、昨年度対比で17%増加。米国が5,300万人から5,400万人と1年で2%の増加率であるのに対し、日本ではそれを上回るスピードでフリーランスが増えていることが分かった。


◆フリーランスの働き方4タイプに分けられる

昨年度の調査で明らかになった、副業系すきまワーカー、複業系パラレルワーカー、自由業系フリーワーカー、自営業系オーナーの4タイプのうち、特に複業系パラレルワーカーの数が昨年に比べて3倍近くと急増しているのが目立つ。




◆7人に1人はオンラインで仕事獲得

合わせて注目すべきは、オンラインで働くフリーランスが150万人となり、その割合が12%から15%と増加していること。アメリカにおいてもフリーランスのオンライン化がこの1年間で42%から51%と急増しており、日本においてもこのオンライン化の波は続いていくものと考えられるという。


◆モチベーションは「自由」、障壁は「不安定さ」

米国のフリーランスは「収入」をモチベーションに上げることが多い一方で、日本では、45%の人が「自由」な働き方を求めてフリーランスになっていることが分かった。その一方で53%の人がフリーランスになることへの障壁として「収入の不安定さ」また、「社会的信用のなさ」を挙げていた。




◆実践者や検討者の声(フリーランスへの憧れと不安)

今後の働き方として、副業や独立を検討しているかの質問に対し、回答者の73%は「副業したい」と回答している。副業としてフリーランス経験に関心がある方は、以下のようにフリーランスへの憧れと不安を回答。

「フリーランスは、自立して生活の糧を得ることができている人。中には苦しい人もいるだろうが、好きで選んだ道であるから不安はあっても不満はない生き方をしている」(40代男性、自営業系個人オーナー)

「固定収入を得る労働は時短にして、より多くの時間を自分が真に興味があり、評価される仕事に回したい」(40代女性、副業系すきまワーカー)


 

◆フリーランス実態調査2016年版(一部抜粋)
調査内容の詳細は、THE LANCER上の「フリーランス実態調査」(http://www.lancers.jp/magazine/25809)ページより、確認できる。

◆フリーランスの性別と年齢


◆フリー年収と、年収入におけるフリーの収入比率

 
 
 
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