ケイブ、3Qは黒字転換を達成! 年末年始も売上を伸ばした『ゴシックは魔法乙女』が業績回復に大きく貢献 QonQでも利益率が大幅に改善【グラフ追加】

ケイブ<3760>は、4月13日、2016年5月期の第3四半期累計(6~2月)の連結決算を発表、売上高17億200万円(前年同期比46.6%増)、営業利益7800万円(前年同期3億2000万円の赤字)、経常利益7500万円(同3億4800万円の赤字)、四半期純損益7200万円(同3億9700万円の赤字)となった。第2四半期累計期間(6~11月)までの進捗の赤字計上から各利益項目とも黒字転換を達成した。
 

スマートフォンネイティブゲーム『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』が初めての年末年始を迎え、長期休暇時期のユーザーアクティブ率を継続できたことで売上が伸び、業績回復に大きく貢献した。また、2016年2月にはロリータファッションブランドと有名アニメタイトルとの2度のコラボイベントを実施し、既存のゲームユーザー以外の層への知名度向上に努めた。

そのほか、2015年12月には広告モデルを活用した完全無料のシューティングゲームアプリ『怒首領蜂一面番長』をリリースした。『怒首領蜂一面番長』は将来的にe-sports分野に進出することも視野に入れているという。

■QonQでも増収増益、利益率が大幅に改善
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比8.2%増の6億2000万円、営業利益は同93.3%増の8700万円、経常利益は同93.5%増の8900万円、四半期純利益は同93.3%増の8700万円と大幅に利益率が改善した。
 

なお、2016年5月期通期の業績予想については引き続き非開示。『ゴシックは魔法乙女』が好調に推移し、業績は黒字化したが、1タイトルへの依存度が高くなっており、『ゴシックは魔法乙女』の動向によって全社業績が大きく左右されることから、現時点においては、信頼性の高い通期及び半期の業績予想数値を算出することが困難であるためとしている。

 
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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