【ゲーム株概況(4/14)】急激な為替の円安進行を受け任天堂が高い…『Miitomo』好調も追い風 好決算発表もケイブはひとまず材料出尽くしに

4月14日の東京株式市場では、日経平均株価は上げ幅を拡大して3日続伸し、前日比529.83円高の1万6911.05円で取引を終えた。為替が1ドル=119円台半ばと急激に円安方向に振れたことで、輸出関連株を中心に買い戻しの動きが広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、市場の物色対象が輸出関連株を中心に広がったため、全体市場と比べるとやや盛り上がりに欠ける中で、やはり円安の恩恵を受ける期待が高い任天堂<7974>が高い。任天堂は同社初のスマートデバイス向けアプリ『Miitomo』が、海外でも好スタートを切ったと一部報道で伝えられたこともプラスに働いたようだ。

ほか、ガーラ<4777>やイグニス<3689>、アクセルマーク<3624>などが買われた。

半面、前日(13日)に第3四半期決算を発表したケイブ<3760>が大幅安した。発表された決算の内容は、黒字転換を達成するなど極めて良好だったものの、これまで先回り買いの動きが目立っていたことから、発表の通過でひとまず材料出尽くしとみた売り物に押される展開となっているもよう。

【関連記事】
【決算分析】ケイブの決算補足資料より…『ゴシックは魔法乙女』の成長でネイティブゲームの売上比率が6割超に マーケティング費用を増やしつつ利益率も大幅改善
 
 
そのほかでは、gumi<3903>やマイネット<3928>、アエリア<3758>などがさえない。


■関連銘柄
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る