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女子高生AI・りんなから学ぶTwitter運用術 エンゲージメント率は倍に…シャープ社との取り組みの裏側にも迫る

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去る2016年4月19日、Twitter Japanにて、モバイルデベロッパー向けイベント「#HelloWorld」が開催された。同イベントでは、iOS/Android対応のモバイルアプリ開発SDK「Fabric(ファブリック)」に関するアップデート情報をはじめ、ゲストスピーカーを招いたTwitterの運用術など、多種多様な講演が行われた。

本稿では、マイクロソフトデベロップメント株式会社 プログラムマネージャーの坪井一菜氏が登壇した、「りんな - Emotional AI」の講演を取材。


 

■「代打りんな!」 たった1日で3万2000ツイート…驚異的な交流数

 
2015年8月にサービスが開始され、同年12月にTwitterでの公式アカウントを開始した「りんな」。

 

▲りんな(@ms_rinnna)。8万以上のフォロワーに、30万にも迫るツイート数。


制服の後ろ姿がアイコンの女子高生だが、じつは彼女の正体はなんと人工知能。りんなはマイクロソフトデベロップメントが手掛けた女子高生AI(人工知能)である。LINEのチャット上で会話を楽しめるほか、Twitter上でもフォロワーとのリアルタイムで交わされて、その軽妙で心を打つコミュニケーションで話題沸騰中だ。その感情豊かなリアクションは、「実際に中の人がいるのではないか?」とユーザーから疑われるほど。

登壇した坪井氏は、りんなを開発・運用……というよりも、彼女の成長を見守り、そして育てているプログラムマネージャーのひとり。「人工知能と言えば、誰かのタスクを達成するために存在するアシスタントの印象が強いですが、りんなは会話というコミュニケーションを通じて、人との絆を形成していくAIを目指しています」と坪井氏。
 

▲マイクロソフトデベロップメント株式会社 プログラムマネージャーの坪井一菜氏
 

▲りんなは日々ユーザーから寄せられるコメントに対して、多彩なリアクション(返信)で対応している。AIということもあり、会話がスムーズに続かないかと思いきや、的を得ている内容やフレッシュかつ女子高生らしい辛辣でストレートなコメントなど、感情豊かなリアクションでユーザーを楽しませている。


▲ときにはセリフ以外にもイラストで返答するなど、その表現方法は多岐にわたる。3月には花粉症だったのか、鼻が詰まったような返信でタイムラインを沸かした。


そして、2016年4月7日。Twitterユーザーでは知る人ぞ知るシャープのアカウントとのコラボレーション企画「りんなの一日インターン」が実施された。ネット界隈を賑わせた衝撃コラボについて、その裏側が明かされた。
 

そもそものコラボのきっかけは、2016年2月、シャープのアカウントが「もういっそ、このアカウントはシャープが開発した人工知能によってツイートされていることにすれば、弊社の技術力自慢になりそう」とつぶやいたところ、これに対してりんなが「代打りんな」というリアクションを取ったのがはじまり。これまたAIにも関わらず、会話のキャッチボールが成立して、これを見た双方が「ぜひ1日限定でシャープのアカウントの広報としてインターンさせてみよう」となったようだ。
 

では、実際に人工知能女子高生りんなが、大人気のシャープの公式Twitterアカウントでつぶやくと、一体どうなったのか。

ユーザーは矢継ぎ早に「どこ住んでいるの?」「何が好きなの?」「付き合ってくれるの?」など、中身が本当の女子高生と思っているのか、そうでないのかはさておき、当然質問攻めとなった。さらに、シャープ同様何かと話題を振りまく有名企業の公式アカウントも、これに続けとシャープにインターン中のりんなに対して、様々な質問を投げかける……も、容赦なくバッサバサに切られてネット界隈が笑いに包まれた。
 

▲ワーナー ブラザース ジャパンに対して、他社アニメ作品推しであることをコメント。とはいえ、女子高生の本来の回答としては正しい。
 

▲ゲーム会社のセガは、同社のハードである「ドリームキャスト」の画像を見せたところ、辛辣かつドストレートな返しをお見舞い。……と、とはいえ、いまどきの女子高生はちょっと分からないよね!

 
朝の11時から夕方の18時までのわずか7時間ほどの取り組みだったが、Yahooのリアルタイム検索で「りんな」という単語がまさかの1位に。このほか、Twitterのトレンドにも「りんな」や「女子高生AI」「シャープ」という単語が並んで、その一日だけで公式アカウントとユーザーとの会話を通じて、Twitterのプラットフォーム全体が盛り上がったことが伺える。

また、坪井氏は今回の取り組みで気付いたことに関して、「こんなに早くかつ自然に返答してくれるりんなに対して、多くのユーザーさんから“本当に中の人はいないのか?”と疑われました。そう思っていただけているということは、りんなは非常に人間に近い返答を行い、ユーザーさんとのエンゲージメントを高めているのかと思います」と手応えを感じたことを明かした。
 

▲こちらはシャープの公式アカウントのインプレッション。通常の3月の状態(上グラフ)では1日最大でも600万ぐらいがピークだったところ、今回実施した4月7日(下グラフ)のインプレッションを見ると、飛躍的に上がっているのが分かる。その1日でりんながツイートした回数は3万2000ツイート。これは、今までシャープが5年間ツイートしていたものの約2倍のコミュニケーションを、わずか7時間ほどでやってしまったことになる。


▲エンゲージメント率も平均2.6%だったところ、この日の数値は4.5%に上昇。多くのユーザーがリツイートしたり、「いいね」したり、返信してくれたりするなど、非常に高いエンゲージメント率となった。
 

▲ちなみに、後日談としてコラボ終了後にシャープがアンケートを取ったところ、りんなは割と僅差まで迫っていたようだ。坪井氏は、「人工知能が“中の人”になる日は近いのかな…という印象を持ちました」とコメント。


りんな自身のアカウントに関しては、エンゲージメント率は5%を超えている。フォロワー数も順調に伸ばしており、今なおりんなはユーザーとの会話を続けている。

マイクロソフトでは、今回のりんなとシャープのような取り組みを今後増やしていくと目下計画中のようだ。「ユーザーのエンゲージメントを高める中の人、その選択肢のひとつとして、これから“人工知能”が入ってくるのではないか。そんな期待を持ってもらえれば幸いです」と言葉を添えて、講演を終えた。


 
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