【イベント】「熱量が高い!」…3周年を迎えた『戦国炎舞』リアルイベントでは会場に一体感が生まれた 今後の展望などを竹内Pらに直撃


サムザップは、4月23日、スマートフォン向け戦国ゲーム『戦国炎舞 -KIZNA-』(以下、『戦国炎舞』)がリリース3周年を迎えることを記念して、ラフォーレミュージアム原宿にて、リアルイベント「3周年KIZNA祭 -春の宴-」を開催した。

本作は、戦国時代を舞台に歴戦の名将たちを配下に従え、「合戦」と呼ばれるチームバトルを繰り広げる本格リアルタイムバトルゲーム。美麗な「武将」「智将」のカードやダイナミックな演出が魅力的だ。2013年4月よりリリースされて、今回サービス開始から3周年を迎えた本作。ダウンロード数も然ることながら、つねにアプリストアランキングでは上位に位置するなど、根強いファンから愛され続けているスマホゲームタイトルともいえよう。

本稿では、3周年を記念したリアルイベントの模様を取材。また、記事の後半では『戦国炎舞』のプロデューサー・竹内恒平氏と、今回イベントのサポートを務めたカヤックの「Lobi」ディレクター遠山薫氏のインタビューも掲載、改めて3周年を迎えた心境とリアルイベントの効果について聞いてきた。

 

■ユーザー同士の積極的な交流…会場には一体感が

 
当日は、ゲーム内の事前応募で当選しエントリーした方のみが参加可能だったが、会場には400名以上もの『戦国炎舞』ユーザーが駆け付けた。

ステージイベントでは、「皆と創る戦国炎舞」と称した運営対ユーザーのガチ討論会を実施。サービス開始から3周年を迎えたタイトルだからこそ、ここで大きな転機に期待したいというユーザーはもちろん、運営も忌憚のない意見を求めており、両者積極的な意見交換が行われた。このほか、来場者限定で繰り広げられる一夜限りの特別天下統一戦や、『戦国炎舞』のクイズ大会など多種多様な催し物が展開。
 

▲MCを務めたのはお笑い芸人のアメリカザリガニ。
 

▲竹内プロデューサー(写真中央)、ゲストの皆方由衣さん(写真左)とまっくすさん(写真右)。
 

▲来場者が挑むクイズバトルは、いくら『戦国炎舞』ファンとはいえ、難問の数々に頭を悩ませる人が続出。熱きバトルを制したひとりのユーザーには、「博学の覇者」の称号が与えられた。


▲メインイベントともいえる「特別天下統一戦」では、事前に当選しエントリーした方の中から、西軍と東軍に分かれて、一夜限りの熱きバトルが繰り広げられた。そのほかの来場者も「観戦者」としての参戦が可能だった。

 
 
▲急遽集まった参加者によるチームだが、みなさんチャット上や、それこそ直接声をかけながらと積極的にコミュニケーションをはかりながら戦いに臨んでいた。


▲見事勝利を収めたのは西軍。チーム全員でガッツポーズ、勝利を分かち合い、讃え合った。
 

▲会場の別室では、イラストレーターがリアルタイムでイラストメイキングを披露する、ライブドローイングも行われた。
 

▲完成した宮本武蔵のイラストは、抽選でひとりの来場者にプレゼントされた。

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【会場に展示されていた美麗イラスト】
 
 
 
 
 
 
 
▲食事ブースでは、「戦国握り飯」が来場者に振る舞われた。
 

▲筆者が食べたのは梅とおかか。大振りな形が特徴的。
 
 
▲4月26日リリース予定の「武田攻城戦」の先行体験会では長蛇の列が出来ていた。


▲寄せ書きコーナーでは、来場したユーザーによる祝福のコメントで埋め尽くされた。


▲来場者特典には、ラフ画の公開やキャラ設定などの貴重な情報が満載な初画集、クリアファイル、トートバッグ、リアルカード、湯呑みといった超豪華な内容に。


 

■「熱量が高い!」…ユーザーの温度感が分かるリアルイベントの強み


イベント終了後には、『戦国炎舞』のプロデューサー・竹内恒平氏と、今回イベントのサポートを務めたカヤックの「Lobi」ディレクター遠山薫氏のおふたりにショートインタビューを実施。改めて3周年を迎えた心境とリアルイベントの可能性について聞いてきた。
 

『戦国炎舞』プロデューサー
竹内恒平氏(写真右)

「Lobi」ディレクター
遠山薫氏(写真左)


――:本日はお疲れさまでした。いやはや、すごい熱気でしたね。イベントを終えた今の率直な感想をお聞かせください。

竹内恒平氏(以下、竹内):じつは、これまでユーザーさんの意見を直接聞く機会があまりありませんでした。ですが今回のイベントを通して、文字上のコミュニケーションだけではなく、実際にユーザーさんの声を聞いて、表情を見れたことが純粋に楽しかったですね。僕らが考えられない部分など、直接ユーザーさんが声を出して提案してくれたのも嬉しかったです。


――:今回のリアルイベントの開催は、3周年を祝福するのが主なコンセプトでしょうか。

竹内:もちろん3周年を祝うこともそうですが、『戦国炎舞』のユーザーさんが一同に集まれる場所を作りたいという思いもありました。そもそも『戦国炎舞』のユーザーさんは、古くから遊ばれている方がほとんどです。タイトルの「-KIZNA-」(絆)とあるように、ゲーム内でも連合(ギルド)同士のコミュニケーションが非常に活発で、それこそユーザーさん同士でオフ会を開いたりすることもあります。そんなユーザーさんたちと、僕らも面と向かってお話できるタイミングであり、ユーザーさん同士の距離も近づけるいい機会だと思い、今回のリアルイベントを開催しました。


――:なかなか数字としての効果が見えづらいリアルイベントですが、実際に訪れるユーザーさんから寄せられる意見などは、運営側としては大きな収穫なのではないかと思います。

竹内:そうですね。メリットはたくさんあると思います。運営側で気付く目線と、実際に遊んでいるユーザーさんが気付くものは、やはりどこかしら100%一致しなくて、その少しのズレがユーザーさんにとって不満に繋がるケースも多々あります。色々な意見が寄せられますが、運営としてはそれに向き合って、チーム全体で学んでいき解消していき、より満足度の高いサービス提供に努めていきたいと思います。

ゲームで遊んでいると、どこかしら不満や違和感を抱えることがあります。こういうリアルイベントを通して、それらを吐き出してもらいたいとも思っています。ゲーム運営は相手が見えません。だから妥協するのではなくて、Face to Faceのやり取りでひとつひとつキャッチアップし、それに対してどうするのかを続けていきたいと思います。


――:Lobi側ではイベント開催のサポートや企画、WEBの誘致など様々な面で対応されたと思います。遠山さんから見て、『戦国炎舞』のユーザーはいかがですか。

遠山薫氏(以下、遠山):もともと『戦国炎舞』はギルド戦が熱いゲームですので、ユーザーさんもチャットや掲示板などLobiの機能をよくご利用いただいています。実際に会場でもLobi上で会話をされていた方もいらっしゃいましたし、Lobiメンバーのグループ同士で一緒に来場してくれるなど、とにかく熱量が高かったです。


――:みなさん活発的にコミュニケーションを取っていたり、会場にも一体感が生まれたり、そういう印象を持ちました。

竹内:ゲーム内外でもユーザーさん同士のコミュニティが形成されているのを見ると、どこかPCオンラインゲームに近いですよね。『戦国炎舞』のユーザーさんは、繋がりの強さがあることを知っていましたが、今回のイベントを通してそこの部分がもっと鮮明に見られたようにも思えます。

遠山:そうですね。ユーザーさんのなかでも顔見知りの方がいたようで、「あー元気?」といったように気軽に交流している感じでしたね。「特別天下統一戦」でも西軍と東軍の敵対同士にも関わらず、和気藹々と喋っていたのが印象的でしたね。掛け合いしながら、イベントを盛り上げていくという一体感がありました。


――:ユーザーがタイトルを愛しているからこそのアクションかなと思います。

竹内:そうですね。だからこそお問い合わせや、いただいている内容に関しては、しっかりお答えしていきたいと思います。


――:『戦国炎舞』は3周年を迎えましたが、改めてソーシャルカードゲームが未だにランキング上位にランクインし続けることに凄みを感じます。

竹内:なかなか無いですね。本当に他社さんから不気味と言われます(笑)。

一同:(笑)


――:さて、そんな『戦国炎舞』は今から4周年に向けて歩き出したところですが、今後どのようにしていくのか展望はありますか。

竹内:引き続き、ユーザーさんからの生の声を聞くことに意識していきます。『戦国炎舞』は、やり込んでいるコアユーザーさんに支えられているタイトルですので、そういう方々の不満などをきちんと解消したり、運営側が考えていることを伝えたりすることを、積極的に増やしていきたいと思います。もちろん、『戦国炎舞』をまだ知らないユーザーさんもたくさんいらっしゃいますので、リアルイベントなどを通して仲間と一緒に遊ぶ体験をもっと感じてほしいとも考えています。

『戦国炎舞』は、「部活みたい」と僕はよく言っています。連合がある意味部活で、チームで日々練習して、合戦という試合に向かって備えていき、そのなかで天下統一戦はインターハイのようなもので…そうしたチームメンバー同士で勝ち負けに一喜一憂する流れに楽しみがあります。これらの楽しさは、もっとユーザーさんに感じてもらえるような施策を今後も考えていきます。


――:Lobiに関する今後の展望についてはいかがでしょうか。直近では、ゲーム開発者向けにLobi主催のゲームプレイヤー交流会が開催できるプランの提供を開始するなど、今年はリアルイベントの取り組みに積極的にも見られます。

遠山:そうですね。バーチャル上のコミュニティの良さはもちろんありますが、そこで出来た繋がりをリアルに持っていくことで、より絆を深めてもらえるかと思います。そのきっかけとして、こういうオフ会などを提供できればと考え実施しています。すでに、Lobiでは、いくつかのゲーム会社さんのイベントのプロデュース、Lobiそのもののイベントをとおして、「オフラインのつながり」と「オンラインのつながり」をいずれもかけあわせていくことで、ゲームへの熱量が相乗していくことになることを確信しています。新規獲得のプロモーションも重要ですが、獲得したユーザーさんを、よりタイトルを好きになってもらうためには、運営とユーザー、ユーザーとユーザーのつながりがより重要なKPIになってくると考えています。リアルイベントを通してユーザーさん同士の繋がりを強めていくことで、タイトルに定着し、継続してくれるユーザーさんも増えると思います。

実際に開催された各社さんからは「次回も必ずやります」という声を数多くいただいています。ユーザーさんの温度感が直接分かるのは、リアルイベントの良さでもあると思っています。

――:本日はお忙しいところありがとうございました。
 
(取材・文:編集部  原孝則)


■『戦国炎舞 -KIZNA-』
 

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会社情報

会社名
株式会社サムザップ
設立
2009年5月
代表者
代表取締役 日高 裕介
決算期
9月
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