NHN comico、『comico』の中国でのサービスを開始…台湾、韓国、タイに続く4拠点目の海外展開


NHN comicoは、エンターテイメントプラットフォーム『comico(コミコ)』の中国でのサービス(Android/WEB)を4月28日より開始したことを発表した。iOS版は近日中に公開予定。

『comico』の海外進出は、台湾(2014年7月開始)、韓国(2014年10月開始)、タイ(2016年2月開始)に続く4拠点目の展開となる。中国版では日本で人気の50作品のほか、台湾版(10作品)・韓国版(10作品)『comico』からも作品を提供し、サービス開始時点で70作品を公開する。また、中国の優れた作家を発掘し、同国内で作品を公開する取り組みもスタート。今後は現地作家による作品も拡充する予定だ。

I Research が2015年11月に公表した「2015年中国二次元用户报告」によると、中国のアニメ・コミック・ゲーム市場(通称:ACG)における2015年の利用者数は約2億1000万人と前年比47パーセント増加。2016年には2億7000万人に達すると予測されている。また、使用率が高いインターネットコンテンツは動画に次いでマンガが2位にランクインしており、マンガへの関心の高まりが期待される。

NHN comicoでは、これら中国におけるマンガ市場の拡大傾向に注目し、今回『comico』のサービス開始を決定。中国ではNHN comicoのグループ会社であり、大連に拠点を置くNHN Service Technology Corp.(中国語社名:大连慧搜网络技术有限公司)を通じてサービスを提供する。

また、中国では『comico』作品の海賊版がインターネット上に公開される事例が複数件発見されており、一部の作品においては未だ改善されていない。『comico』では、公式サービスを提供することにより、これら海賊版の撲滅を目指す。


 
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