【ゲーム業界求人動向 - 5月】運用フェーズに携わるプランナー需要 ゲーム業界外からの転職者も多いエンジニア求人など


激動する市場に多彩な職種、目まぐるしく変化していくゲーム業界。本稿では、クリーク・アンド・リバー社<4763>所属のゲーム業界に特化したエージェントが語る、直近の求人動向や業界トレンドを隔週でお届け。環境の変化に伴い、企業側の求人ニーズにも変化は出ているのだろうか。ぜひ、今後の活動などに役立ててください。




 

■プランナー求人:運用フェーズに携わるプランナー需要


スクラップアンドビルドで、新規タイトルを数多くつくるという方針の企業は現時点ではあまりなく、一つのタイトルをクオリティ重視で深く開発するという方針を立てる企業が多くなってきています。各社発表するタイトルも以前はカードゲームが主流でしたが、RPGやストラテジー、アクション(または各ゲームの掛け合わせ)といったゲームが主流となっています。

そうしたなかプランナー職は、ブラウザゲームからネイティブゲームへのシフトを各社が掲げ、SAP(ソーシャルアプリプロバイダー)はもちろん、これまでプラットフォーマーだった企業も、コンシューマーメーカーもスマートフォン向けゲーム開発に力を注ぎはじめました。

当初は、ネイティブシフトに向け新規タイトルを立ち上げられるディレクターやプランナー需要が高い印象が強かったですが、現在では、新規のプランナーだけではなく、運用フェーズに携わるプランナー需要が高い。特にプランナーの中でも、ゲームデザインやマスタデータ、シナリオ周りのプランナー職に関する需要が高い。

これも、上位タイトルにあまり動きがない現状のランキングから見ると、先述の通り、新規タイトルを頻発するよりもひとつのタイトルをじっくり長期的に遊んでもらいたいというための需要と言えます。

 

■エンジニア求人:ゲーム業界外からの転職者も多い


市場がネイティブによっている中、現状Unityを用いた開発を進めている企業も多く、C#エンジニアの需要が高いですが、デバイスの変化や新しいツールの台頭などもあるので、改めて、C系言語の需要の高さを感じられます。CないしC++、C#いずれかの言語に精通している方もしくはJavaに精通されている方が、ツール経験がない場合や少ない場合に重視されている傾向にある。

インフラエンジニア、サーバサイドエンジニアに関しては、ゲーム業界外からの転職者も多い。インフラエンジニアはクラウドサーバ構築、運用経験者に需要が高く、サーバサイドエンジニアは大量のセッションを取り扱うBtoCサービス経験者に需要が高い。

 
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