ブロードメディア、16年3月期は営業黒字転換を達成 今年5月に子会社Gクラスタ・グローバルを解散 今期は経常黒字転換を見込む

ブロードメディア<4347>は、4月28日、2016年3月期通期の連結決算を発表、売上高121億1700万円(前々期比1.7%増)、営業利益7100万円(前々期11億4700万円の赤字)、経常損益1億9800万円の赤字(同23億5800万円の赤字)、当期純損益10億8200万円の赤字(同25億8000万円の赤字)となった。
 

主に「コンテンツ」において、コスト構造の見直しを行い収益が改善されたことや「スタジオ」において販売先からの受注増加やコスト削減効果により黒字化したこと、また、前年同期に発生した「コンテンツ」での多額のたな卸資産の評価減がなかったことなどで営業利益は黒字転換を達成した。

また、経常損益は、営業利益の計上に加え、前期に行ったGクラスタ・グローバルの株式に係るのれんの減損処理が発生しなかったなどで、赤字幅が大幅に縮小した。

「コンテンツ」の詳細を見てみると、クラウドゲーム事業ではスマートフォン・タブレット向けのクラウドゲームアプリの売上高が増加した。一方、教育サービスにおいて、入学生徒数は増加したものの、スクーリング期間の短縮や大阪校における生徒単価が低いことなどが影響し、トータルでは1.5%の減収となった。

なお、続く2017年3月期の連結業績予想は、売上高130億円(前期比7.3%増)、営業利益1億5000万円(同2.1倍)経常利益7000万円、当期純損益2億2000万円の赤字の見込み。

「コンテンツ」のクラウドゲーム事業においては、一定の売上高増加を見込んでおりますが、Gクラスタ技術・日本アジア展開に必要な人員等をGクラスタ・グローバルより譲り受けることを想定しており、費用の増加を見込んでいる。なお、相当の人員削減や、事業構造の転換を行う前提であるため、Gクラスタ・グローバルでの運営時より大幅に費用は削減される見込み。

また、Gクラスタ・グローバルは2016年5月での解散が決議されており、連結決算での「持分法による投資損益」が改善されることを見込んでいる。
 

 
ブロードメディア株式会社
https://www.broadmedia.co.jp/

会社情報

会社名
ブロードメディア株式会社
設立
1996年9月
代表者
代表取締役社長 橋本 太郎
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4347
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