フィールズ、16年3月期は営業益70%減の14億円に…新基準移行でヒットが出づらい状況

フィールズ<2767>は、4月27日、2016年3月期の連結を発表し、売上高944億円(前の期比5.1%減)、営業利益14億円(同70.4%減)、経常利益13億円(同74.9%減)、最終利益1億円(同96.1%減)だった。

 


同社では、パチンコ・パチスロでは7ブランド17機種の販売を行った。パチスロ機の販売台数は12万6000台(前年同期比2万9000台増)と伸びたものの、パチンコ機の販売台数は16万2000台(同14万台減)と大幅に減らした。現在、遊技機販売市場では、新基準への移行などの影響からヒットが生まれにくい状況となり、市場全体の販売台数も前年の実績を下回ったという。

ソーシャルゲームについては、前期からの継続タイトルに加え、『タワー オブプリンセス』など3タイトルを新たに配信しました。認知度向上に向けた積極的な広告展開やサービス品質向上に向けた改修などに取り組んだとのこと。

なお、最終利益は大きく減らしたが、Fields Amino Linkと東京デバッグ、持分法適用会社クリスティーナの解散および清算を行ったことや、K-1インターナショナル株式の売却などを行い、連結ベースで特別損失7億1700万円を計上したため。

2016年3月期は、売上高1150億円(前期比21.7%増)、営業利益20億円(同41.7%増)、経常利益20億円(同44.9%増)、最終利益10億円(同742.7%増)を見込む。

 
円谷フィールズホールディングス株式会社
https://www.tsuburaya-fields.co.jp/

会社情報

会社名
円谷フィールズホールディングス株式会社
設立
1988年6月
代表者
代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
決算期
3月
直近業績
売上高1171億2500万円、営業利益109億5000万円、経常利益112億1800万円、最終利益82億2100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2767
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