カプコン<9697>は、5月9日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高770億2100万円(前々期比19.8%増)、営業利益120億2900万円(同13.7%増)、経常利益113億4800万円(同4.6%増)、当期純利益77億4500万円(同17.1%増)と増収増益での着地となった。
デジタルコンテンツ事業において、看板タイトルのシリーズ最新作『モンスターハンタークロス』が大人気を博し、計画を上回る300万本を突破したほか、『バイオハザード0 HDリマスター』が手堅く販売本数を伸ばし、増収増益に寄与した。また、ダウンロードによるリピート販売が伸長し、海外を中心に安定した売れ行きを示した。
加えて、オンラインゲームでは新作『ドラゴンズドグマ オンライン』が健闘したほか、モバイルコンテンツ『モンスターハンター エクスプロア』のダウンロード数が300万件を超えた。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業
看板タイトルのシリーズ最新作『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)が大人気を博し、当初計画250万本を上回る300万本を突破するなど、増収増益に大きく寄与した。また、『バイオハザード0 HDリマスター』(PS4、PS3、Xbox One、Xbox 360、パソコン用)が手堅く販売本数を伸ばしたほか、『ストリートファイターⅤ』(PS4、パソコン用)も根強い人気に支えられ、海外を中心に一定の売れ行きを示した。加えて、リピート販売が好伸したほか、ダウンロード版もパッケージ販売との相乗作用により健闘し、安定した収益源となった。
一方、オンラインゲームは、『ドラゴンズドグマ オンライン』(PS4、PS3、パソコン用)が堅調に推移したほか、モバイルコンテンツでは『モンスターハンター エクスプロア』のダウンロード数が300万件を超え、局面打開の端緒を開いた。
②アミューズメント施設事業
中高年者を対象にゲームの無料体験ができるゲームセンターツアーやサービスデーの実施に加え、低年齢者向けに「あそび王国ぴぃかぁぶぅ」や「キッズコーナー」を増設するとともに、女性や家族連れなど新規ファン層の獲得を図るため、地域密着型の店舗戦略により客層の拡大に努めた。しかし、目玉機種の不足やスマートフォンなど、ユーザー層が重なる娯楽の分散化の影響による需要減退などにより弱含みに展開した。
「アミューズファクトリー常滑店」(愛知県)をオープンしたほか、新機軸の飲食店「カプコンカフェ」(埼玉県)などの4店舗を開店するとともに、3店舗を閉鎖するなど、スクラップ・アンド・ビルドによる施設展開を行った。これにより、施設数は34店舗となった。
③アミューズメント機器事業
パチスロ機部門は、「バイオハザード6」が人気ブランドの強みを発揮して順調に販売台数を伸ばしたことにより売上高を押し上げるなど、収益を下支えしたが、「アスラズ ラース」は軟調に推移した。また、業務用機器部門は、停滞気味の市場を反映して「ルイージマンション アーケード」が弱含
みに展開したほか、「クロスビーツレヴ」も苦戦を余儀なくされた。
④その他事業
主にゲームガイドブック等の出版やキャラクターグッズなどの物品販売を行った。
なお、2017年3月期通期の業績予想は、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
デジタルコンテンツ事業において、看板タイトルのシリーズ最新作『モンスターハンタークロス』が大人気を博し、計画を上回る300万本を突破したほか、『バイオハザード0 HDリマスター』が手堅く販売本数を伸ばし、増収増益に寄与した。また、ダウンロードによるリピート販売が伸長し、海外を中心に安定した売れ行きを示した。
加えて、オンラインゲームでは新作『ドラゴンズドグマ オンライン』が健闘したほか、モバイルコンテンツ『モンスターハンター エクスプロア』のダウンロード数が300万件を超えた。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①デジタルコンテンツ事業
看板タイトルのシリーズ最新作『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)が大人気を博し、当初計画250万本を上回る300万本を突破するなど、増収増益に大きく寄与した。また、『バイオハザード0 HDリマスター』(PS4、PS3、Xbox One、Xbox 360、パソコン用)が手堅く販売本数を伸ばしたほか、『ストリートファイターⅤ』(PS4、パソコン用)も根強い人気に支えられ、海外を中心に一定の売れ行きを示した。加えて、リピート販売が好伸したほか、ダウンロード版もパッケージ販売との相乗作用により健闘し、安定した収益源となった。
一方、オンラインゲームは、『ドラゴンズドグマ オンライン』(PS4、PS3、パソコン用)が堅調に推移したほか、モバイルコンテンツでは『モンスターハンター エクスプロア』のダウンロード数が300万件を超え、局面打開の端緒を開いた。
2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減率 | |
売上高 | 45,351 | 52,577 | 15.9% |
営業利益 | 10,208 | 12,167 | 19.2% |
営業利益率 | 22.5% | 23.1% |
②アミューズメント施設事業
中高年者を対象にゲームの無料体験ができるゲームセンターツアーやサービスデーの実施に加え、低年齢者向けに「あそび王国ぴぃかぁぶぅ」や「キッズコーナー」を増設するとともに、女性や家族連れなど新規ファン層の獲得を図るため、地域密着型の店舗戦略により客層の拡大に努めた。しかし、目玉機種の不足やスマートフォンなど、ユーザー層が重なる娯楽の分散化の影響による需要減退などにより弱含みに展開した。
「アミューズファクトリー常滑店」(愛知県)をオープンしたほか、新機軸の飲食店「カプコンカフェ」(埼玉県)などの4店舗を開店するとともに、3店舗を閉鎖するなど、スクラップ・アンド・ビルドによる施設展開を行った。これにより、施設数は34店舗となった。
2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減率 | |
売上高 | 9,241 | 9,056 | △2.0% |
営業利益 | 940 | 699 | △25.6% |
営業利益率 | 10.2% | 7.7% |
③アミューズメント機器事業
パチスロ機部門は、「バイオハザード6」が人気ブランドの強みを発揮して順調に販売台数を伸ばしたことにより売上高を押し上げるなど、収益を下支えしたが、「アスラズ ラース」は軟調に推移した。また、業務用機器部門は、停滞気味の市場を反映して「ルイージマンション アーケード」が弱含
みに展開したほか、「クロスビーツレヴ」も苦戦を余儀なくされた。
2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減率 | |
売上高 | 7,540 | 13,343 | 77.0% |
営業利益 | 2,736 | 2,812 | 2.8% |
営業利益率 | 36.3% | 21.1% |
④その他事業
主にゲームガイドブック等の出版やキャラクターグッズなどの物品販売を行った。
2015年3月期 | 2016年3月期 | 増減率 | |
売上高 | 2,144 | 2,043 | △4.7% |
営業利益 | 661 | 511 | △22.7% |
営業利益率 | 30.8% | 25.0% |
なお、2017年3月期通期の業績予想は、売上高850億円(前期比10.4%増)、営業利益136億円(同13.1%増)、経常利益133億円(同17.2%増)、当期純利益90億円(同16.2%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697