ミクシィ、16年3月期は84%増収、80%営業増益…引き続き『モンスト』がけん引役に QonQでも増収増益を達成 今期は営業益15%減と減益の予想【表追加・追記】

ミクシィ<2121>は、5月10日、2016年3月期の連結決算を発表、売上高2087億円(前々期比84.9%増)、営業利益950億円(同80.4%増)、経常利益947億円(同79.9%増)、当期純利益610億円(同85.1%増)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①エンターテインメント事業…売上高1953億円(前々期比91.1%増)、セグメント利益997億円(同87.5%増)
主力の『モンスターストライク』は、利用者が順調に増加した。国内では、TVCM、屋外広告などのプロモーション、動画コンテンツの充実、リアルイベントの実施、アーケードゲームやグッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップなどに加え、オリジナルアニメの配信やニンテンドー3DS版の販売を行った。

海外においても台湾・北米・韓国・香港・マカオと展開を進めた結果、2016年4月には全世界での利用者数が3,500万人を突破した。また、2015年8月には“ケタハズレな冒険を。”を旗印に、バトルコンテンツを創出する「XFLAG(エックスフラッグ)」スタジオを立ち上げ、エンターテインメント事業のさらなる発展を図っている。

収益面では、利用者の増加や様々なメディアを通じて露出するメディアミックスの効果に伴い売上高・利益ともに順調に拡大した。

②メディアプラットフォーム事業…売上高134億円(同26.0%増)、セグメント利益21億円(同2.3%増)
前連結会計年度末に取得したチケットフリマサービス「チケットキャンプ」は、「mixiコミュニティ」との連動企画を行うことで双方の事業拡大を図っており、2015年7月からは国内TVCMの放映も開始した。また、社内発の新規事業においては、アーティストがユーザー1人のためにライブを行うコミュニケーションサービス「きみだけLIVE」や、家族に特化した子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」などを立ち上げ、順調に利用者が拡大した。

■QonQでは増収増益を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比6.5%増の585億円、営業利益は同17.3%増の277億円、経常利益は同17.6%増の277億円、四半期純利益は同8.9%増の169億円と増収増益での着地となった。
 

なお、2017年3月期通期の連結業績予想は、売上高2180億円(前期比4.4%増)、営業利益800億円(同15.8%減)、経常利益800億円(同15.6%減)、当期純利益540億円(同11.5%減)を見込む。
 
 
 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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