ファルコム、第2四半期は営業益50%減の2.01億円…『東京ザナドゥ』好調で予想上回る 『イースⅧ―Lacrimosa of DANA―』を開発中

日本ファルコム<3723>は、5月12日、第2四半期の決算を発表し、売上高5億4200万円(前年同期比29.5%減)、営業利益2億0100万円(同50.6%減)、経常利益2億0200万円(同50.6%減)、最終利益1億4400万円(同49.2%減)だった。従来予想に比べて、売上高で8200万円、営業利益で1億0100万円、経常利益で1億0200万円、最終利益で7700万円を上回っての着地となった。

 


同社では、『東亰ザナドゥ』の販売が想定を上回り推移しているという。また、北米及び欧州地域においては「イース」シリーズや「軌跡」シリーズなど旧タイトルのPCゲーム英語版、アジア地域においては PlayStation Vita 向けゲームソフト『英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution』や『イース セルセタの樹海』の繁体中国語版及び韓国語版が順調に販売を伸ばしたとのこと。

なお、「イース」シリーズ最新作『イースⅧ―Lacrimosa of DANA―(ラクリモサ・オブ・ダーナ)』を鋭意制作中とのこと。「イース」シリーズは1987年にその第1作が発売されて以来、アクションRPGの金字塔として、国も世代も超えた数多くのファンに愛され続けてきた、「軌跡」シリーズと並ぶ日本ファルコムの代表作となるという。PSVita版は7月21日に発売する予定だが、収益も第4四半期(7~9月期)に集中するものとみられる。


 
■2016年9月期の見通し

2016年9月通期は、売上高17億円(前期比7.9%増)、営業利益7億円(同1.0%増)、経常利益7億円(同1.4%増)、最終利益4億6900万円(同2.8%増)を見込む。

 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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