イグニス、2Qは売上高5.1倍、営業益は2.4億円の赤字から8.4億円に黒字に転換! 『ぼくドラ』をけん引役にネイティブソーシャルゲームが好調【グラフ追加・追記】

イグニス<3689>は、5月13日、2016年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高26億1000万円(前年同期比5.1倍)、営業利益8億4400万円(前年同期2億4200万円の赤字)、経常利益8億3900万円(同2億7300万円の赤字)、四半期純利益8億94000万円(同3億1100万円の赤字)と大幅な黒字転換を達成した。
 

各ジャンルごとの状況は以下の通り。

①無料ネイティブアプリ…売上高3億2071万円(前年同期比24.3%減)
第2四半期連結累計期間は前連結会計年度にリリースしたweb版「with」を中心として、中規模・大規模サービスのユーザー積み上げに注力した。なお、「with」については2016年3月にiOS版をリリースしており、MAU(月次アクティブユーザー数)増加が加速することを見込んでいる。また、大手出版社と連携して有名タイトルの無料漫画アプリをリリースした。しかし、中規模・大規模サービスの多くが収益化を開始していないため、売上高が前年同四半期と比して大幅に減少した。

また、2015年10月にU-NOTEを買収し事業拡大を加速しているほか、米国現地法人による米国市場へのサービス投入や台湾・韓国市場への進出など、海外展開を引き続き行った。なお、前期まで独立したジャンルとして記載していた「全巻無料型ハイブリッドアプリ」は第1四半期連結累計期間より当ジャンルに含まれている。

②ネイティブソーシャルゲーム…売上高22億9028万円(同2654.1%増)
前期リリースした『ぼくとドラゴン』は引き続き順調に推移した。第2四半期連結累計期間は新規季節イベントや他社サービスとのコラボレーション、機能追加などを実施した。今後もコンテンツの拡充及び運営チームによる多彩なイベントの実施など、開発及び運営双方に注力することで、さらなる成長の余地があるとみているという。

■QonQでは2%減益、6%営業増益とほぼ横ばい推移に
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比2.4%減の12億8900万円、営業利益は同6.4%増の4億3500万円となった。ほぼ同水準での横ばい推移と見るのが妥当なところだろう。
 

なお、2016年9月期通期の予想については、4月25日に予想の上方修正を発表しており、売上高47億円(前期比94.3%増)、営業利益10億円(前期3800万円の赤字)、経常利益10億円(同1億4800万円の赤字)、当期純利益9億円(同3億600万円の赤字)の見込み。
 
 
 
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
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