日本コロムビア、16年3月期の営業益は前期9億円の赤字から12億円に黒字転換…戦後70周年関連が伸長 アニメ関連やゲーム、マネジメントも貢献

日本コロムビア<6791>は、5月13日、2016年3月の連結を発表し、売上高133億4300万円(前の期比5.6%増)、営業利益12億円(前の期8億9500万円の赤字)、経常利益12億1300万円(同8億6200万円の赤字)、最終利益9億7300万円(同16億4600万円の赤字)となり、増収・黒字転換を達成した。

 


同社では、市販/配信事業において、アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したこと、特販/通販事業においても、全般的に売上が増加したという。

営業利益が大幅な黒字となったが、売上の増加に加え、昨年が戦後70周年だったことに伴い、市販/配信事業における利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したこと、特販/通販事業における利益率の高い音源使用にかかる売上が好調に推移したこと、さらには、昨年度に実施した組織改革のための転進支援施策により全社的に固定費が大幅に削減したことが主な要因だった。

なお、主な売上貢献作品として以下をあげている。

・美空ひばりの初出し映像、歌と演技、語りでつづった“宙(そらから)”
・氷川きよしの新・演歌名曲コレクションシリーズの第1弾アルバム“新・演歌名曲コレクション -さすらい慕情-”
・名古屋発の4人組ロック・バンド「04 Limited Sazabys」のファースト・フル・アルバム“CAVU”
・人気声優 内田彩のセカンドオリジナルアルバム“Blooming!”
・“手裏剣戦隊ニンニンジャー”シリーズ
・ニンテンドー3DSソフト“すみっコぐらし おみせはじめるんです”

なお、2017年3月期は、売上高115億円(前期比13.8%減)、営業利益3億円(同75.0%減)、経常利益2億8000万円(同76.9%減)、最終利益1億8000万円(同81.5%減)を見込む。

 

 
日本コロムビア株式会社
https://columbia.jp/company/

会社情報

会社名
日本コロムビア株式会社
設立
1910年10月
代表者
代表取締役社長 阿部 三代松
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